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JR根室線・石勝線の臨時快速、代行バス、臨時特急に乗ってきた

2016.11.26 17:19|北海道
北海道フリーパスの旅 in2016秋 まとめはこちら

JR根室線の臨時快速・代行バス・臨時特急に乗ってきた

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突然ですが、2016年の10月に北海道に行ってきました。今回の旅は長年の夢だった、北海道フリーパスを使っての特急乗りまくり旅でした。
詳しい模様は別途まとめ記事を作って書こうと思いますが、さしあたって需要のありそうな内容の記事だけ先行して作ってしまおうと思います。


それは「根室線の臨時列車・代行バスに乗る」という内容の記事。

ご承知の通り2016年の9月に憎き台風が北海道を襲い、釧網線、石北線、宗谷線、石勝線、函館本線など北海道各地の路線に甚大な被害が生じました。
その中でも石勝線・根室線の被害は特に大きく、被災から2ヵ月たった現在でもまだ復旧しておりません。一応年内に復旧させる工程らしいですが。

これでは道内の旅行は不可能じゃないか!と憤慨している方もいらっしゃるでしょうが、噂によるとなにやら臨時列車・代行バスが走っているそうで。
しかしネットで検索してみても根室線の臨時列車や代行バスに乗ったという内容のサイトはあまりヒットせず、「本当に運行しているのだろうか?」「設備は?」「混雑は?」など、いろいろお困りの方がいると思います。そこで何かの参考になればと思い、今回乗車した記録を書くことにしました。

乗車区間は釧路から札幌までです。では早速。






釧路→帯広(臨時快速)




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場所はJR釧路駅。時間は時計にも表示してありますが、13時20分。
台風被災によって特急スーパーおおぞら・スーパーとかちは長期間運休を強いられています。

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札幌行きのスーパーおおぞらの代わりに、臨時列車・代行バスをひとまとめに表示して札幌行きとしています。

既にご存知とは思いますが、「釧路-帯広」間は臨時快速列車、「帯広-トマム」間は代行バス、「トマム-札幌」間は臨時特急列車のリレー方式で運行されます。

臨時快速列車はあくまで快速列車なので特急券は不要、乗車券のみで乗車できますが、臨時特急は特急列車ですので乗車券のほかに特急券が必要になるので注意。
トマムまで連れて来て、特急券無しでは列車に乗るなというのも酷な話ではありますが。トマム発の普通列車なんてあるの?せめて新夕張まで連れて行ってあげて…。

代行バスは何も言われませんでしたが、乗車券のみで乗車できると思います。もともとこの区間は通常時でも普通列車が走っておらず、特急列車しか走っていない謎の区間です。
そのため青春18きっぷや北海道&東日本パスでも特例が作られ、新夕張-新得間の相互間に限り乗車券のみで乗車できる特例があります。
たぶん代行バスもこの特例に準じて、乗車券のみで乗車できるはずです。あくまで"代行"ですし。



※2016.11.26追記
記事をアップしてしばらく経ちますが、上記の「根室線・石勝線の代行バスは本当に特急券不要なのか?」という点が気になって再検証しました。
というのも、「新得-新夕張」間は前述の特例で確かに乗車券のみで乗り通せるでしょうが、では「新得-帯広」間は?従来であれば、特急列車が運休になった際の代行バスに乗るためには、特急券が必要です。ただし現在は、鉄道そのものが不通となっている状況。故に普通列車も特急列車も丸ごと走っていない状況なので、「特急列車の代行」ではなく「鉄道旅客輸送そのものの代行」という意味では、道義的にも道理的にも特急料金は取らないのでは…?

と色々考えましたが、正確ではない情報を拡散するのは不本意なので、調べました。

JR北海道の札幌-帯広間の臨時特急+代行バスに乗ってみた サツッター
このサイトによると、「札幌から帯広まで」という注文で、「札幌→トマム」の特急券と「札幌→帯広」の乗車券がマルスから発券されたようです。すなわち……

石勝線・根室線の代行バスは、特急券不要!

が結論のようです。間違ったことを言ってなくてよかった。

--追記ここまで。旅行記に戻ります。--



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普通列車は芽室までは運行するようです。芽室は帯広のさらに向こうなので、なかなか長距離を走る普通列車。

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釧路駅1番線に帯広行き臨時快速列車が入線してきました。
ご覧のように運用車両はJR北海道キハ283系気動車。本来は特急スーパーおおぞらとして運転されている車両です。
臨時"快速"なのに特急型車両に乗れるとは、思い切ったことをしますね。

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進行方向から。ご覧のようにキハ283系はいわゆる振り子式列車です。石勝線・根室線に振り子式列車が投入されて、札幌-釧路間に要する時間は大幅に減少したことは記憶に新しい。

私としては最近ジブリ映画の思い出のマーニーを見たので、この車両を見ると嬉しい気持ちになります。
あまり知られていませんがマーニーは北海道を舞台にしていて、札幌駅や列車の様子などもかなり正確に再現されています。

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臨時快速にはグリーン車が連結されておりますが、ほとんどは自由席車両です。全部で何両編成だったかメモしていなかったのですが、確か5か6両編成でした。

そしてどうでもいいのですが、"臨時"という言葉の英訳を、この画像ではSpecialとしていますが車内放送ではTemporaryと言っていたり、駅の表示ではExtraと言っていたり、外国人はちょっと混乱するかも知れません。ただでさえ特殊な運用をしているので。

では早速車内に侵入。

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車内はご覧のようにガラガラ。しかし今は10月なのでこの開店休業状態ですが、被災によって不通になったのがオフシーズンでまだ良かったかも知れません。
オンシーズンの札幌-釧路間の旅客需要には侮れないものがあるので、たった1日3往復の臨時列車では支えきるのは難しかったと予想されます。

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特急列車、それも新鋭の283系だけあって座席の座り心地もなかなか良いです。
私は今回特急乗り放題の北海道フリーパスを駆使するブルジョア旅行なので当然の権利なのですが、何だか得をした気分にもなります。

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14:50 釧路 発 JR根室本線 臨時快速(帯広行き)

さようなら釧路。釧路なんて二度と来ることは無いと思っていましたが、こうして再び訪れることが出来て良かったです。
願わくばまた。

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釧路駅を出るとすぐに新釧路川を渡ります。2年前も同じアングルで写真を撮っていて懐かしい。

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さて283系列車の振り子具合ですが、写真に撮ってみました。この写真は水平を撮って撮影したものですが、ご覧のように割と大きく傾いていることが分かります。
ただ体感としては、あまり傾斜は感じませんでした。JR九州の特急かもめのほうがより強く傾斜を感じました。

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札幌や旭川では天気が悪いことが多かったですが、さすが道東。気持ちのいい秋晴れの空が広がっていました。

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20分程度で白糠駅に到着。臨時快速列車は白糠・浦幌・池田にしか止まらないので注意です。

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馬主来沼の辺りです。帯広-釧路間で湿原が見られる貴重なポイント。
ちなみに馬主来でパシクルと読みます。

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根室本線で海を眺められるポイントはいくつかありますが、一番綺麗なのがパシクル沼を過ぎたあたり、古瀬~音別間かと思います。広々とした太平洋が楽しめます。

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左下のほうに釣り人が写っています。この辺はどんな魚が釣れるんでしょうか。

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浦幌駅を過ぎたあたりで西の空が赤く染まってきました。釧路は夕日の町ということでも有名です。確かにいつもより大きく美しく見えるような?

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住宅が増えて来たら帯広はすぐです。北海道の鉄道は「都市-----何もない-----都市」という都市間連絡が強く想像されて素敵。アメリカとかシベリアの鉄道はこんな感じなのでしょうか。

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16:25 帯広 着






帯広→トマム→札幌(代行バス・臨時特急)




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表示の通り、帯広に到着した列車は2時間ほどお昼寝をした後、今度は折り返し釧路行きの臨時快速列車に化けるようです。
そして我々はさらに西へと向かいます。東側コンコースというよく分からない表示。

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プラットホームには特に案内が無かったので階段を通って下へ。

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改札へ向かうとでかでかと「札幌方面・トマム行き 代行バス乗り継ぎ」との表示が。
駅員さんや誘導の方もかなり多く立っているので、初めてでもまず迷わないのでそこは安心して良いです。

いくつか注意点を述べておきますと、案内板にも書いてありますが「飲み物・食べ物は札幌まで補給できない」こと。帯広駅が最後の補給ポイント。
車内販売などは無く、トマム駅でも販売は無いので帯広駅で買い逃すと札幌までの3時間半ひもじい思いをすることになります。
また、臨時快速列車が遅れるような事があっても少なくとも代行バスには乗れますが、帯広駅での買い物の時間が取れない事も予想されます。一番安全なのは釧路駅で半日分の食料と飲料を買い込んでおくことです。

次に、代行バスにはトイレが無いことです。代行バスは高速道路を走り、トマム駅に直行します。特にトイレ休憩などは行われないため、帯広駅で済ませておかないとトマムまでの1時間半が地獄に変わることもあります。要注意。

最後に、これを気にする人は多いかと思いますが、前述の理由により帯広駅で豚丼を食べることはなかなか難しそうです。割と時間が足りない。
一方で私とは逆ルート、札幌→釧路間の移動であれば、帯広→釧路間は普通列車が運行しているので臨時快速列車を見送ればゆったりと豚丼を食べることは可能です。故にこの区間の移動は札幌→釧路がオススメ。

さて私は楽しみにしていた帯広の豚丼を食べることも出来ず、バスに乗りましょうか…。

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駅員さんの案内に従って駅の外へ。駅舎の正面に代行バスが待機していました。

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今回は他社の観光バスを借りることはせず、ジェイアール北海道バスからバスを調達したようです。

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振り返って帯広駅。下のほうにも映っていますが案内の方があちらこちらに立っているので迷わず来れます。

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なんと代行バスは贅沢にも三台体制。臨時快速の車内放送で「代行バスには皆さん座れるので安心して下さい」と自信を見せていましたが、なるほど3台あれば大丈夫でしょう。急がなくても大丈夫です。大きな荷物があっても大丈夫。

ちなみに私が乗ったバスは、1台に20人が乗車していました。大体2人がけの席に1人ずつが座って、まだ空席があるくらいです。

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16:45 帯広 発 JR石勝線 代行バス6便(トマム行き)

駅員さんもわざわざ礼をして見送ってくれます。

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18:15 トマム 着

帯広-トマム間は高速に乗る上、もう夜で真っ暗なので特に見どころは無く。1時間半程度なのであっという間です。

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トマム駅ではすでに臨時特急列車が待機していました。

ところで私の手記には18:00トマム着とメモしてありました。本来のダイヤでは18:15着なので15分の早着です。
しかしいくらバスが早く着いたからといって、この先18:36トマム発の列車の発車時刻を早めることは出来ません。トマムまで自家用車で来て、トマムから列車に乗る人もいる……わけがないですが、まあ建前上きちんと待つ必要があります。

というわけで30分以上、車内で発車を待ちました。この時間が結構まどろっこしい。すでに日が暮れて疲労もたまっているので、早く発車してくれと思わないこともない。
今回の反対のルート、つまり札幌→釧路のルートであれば、代行バスが早着した場合帯広駅でゆっくりと買い物をしたり、豚丼を賞味したりすることが出来ます。やはりこのルートは札幌→釧路がオススメ。

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トマム駅を通ったことは2度ほどありますが降り立ったのは初めて。スキーで有名なんでしたっけ?ニセコといいマキノと言い、なんでスキー場で有名な駅はカタカナの駅名をつけたがるんだろう。

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トマム到着時にはもう真っ暗。真っ暗なホームに無音で佇む列車…。

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まあもう"臨時"特急なんて乗る機会はないでしょうし、記念に正面から撮影しておきました。

釧路駅で撮った283系と比べると、正面の構造にずいぶん差が見られます。簡単に言うとこちらのほうが滑らかで凹凸がない。
トマム駅から札幌駅までの臨時特急列車は、本来スーパーとかちで使用されるキハ261系気動車で運用されるようです。283系との違いはいろいろありますが、261系は振り子式車両ではないということが一番大きな違いでしょうか。

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トマム駅は山奥なので真っ暗でしかもかなり冷え込みます。そんな中JR北海道の社員さんは長時間立ちっぱなしで旅客の誘導や対応に当たっていました。お疲れ様です。

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私はぬくぬくとした車内に入らせてもらいましょう。こちらはエクストラ表示。

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車内も283系とは結構違った印象を受けます。しかしガラガラなのは同様。こちらについてはちゃんと編成をメモってあり、6両編成でした。

18:36 トマム 発 JR石勝線 臨時特急(札幌行き)

ところでトマム駅を発車して、長いトンネルを抜けたあたりで急ブレーキがかかり、急に列車が停車しました。車内にいる数少ないお客もざわざわ。
しばらくして放送が入り「車両点検のため停車しました。運転に支障が無いことが判明しましたので、発車します」と。
結局6分の遅れで発車しましたが、石勝線はちょっと怖い。「トラブルが発生して列車遅れまして(略)」という放送はありましたが、具体的にどんな類のトラブルなのか説明してほしかった…。

まあたった6分の停車で運転が再開されて良かったです。周りは山しかないような僻地。半径30キロに人が住んでるのかも怪しいような場所なので、列車の中に2時間くらい閉じ込められた挙句救援の列車に救助されるとか普通にあり得る世界なので。山奥は怖い。

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一度停車した後は問題もなく石勝線を快走。以前夕張線に乗るときに経由した追分を過ぎて

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千歳線に入り、南千歳、新さっぽろと見慣れた駅名が。ここまで来ると突然車両がぶっ壊れて運行不能になっても、どうとでもなるので安心です。

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20:15 札幌 着

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一休み中の臨時特急。釧路を出発したのが14:50なので、終着札幌まで5時間25分かかっています。
在りし日のスーパーおおぞら8号は13:39釧路発→17:56札幌着で、4時間17分。通常時より+1時間というところですが、代行バスを挟んだ分と乗り換え時間を考慮する必要があるのでそんなものでしょうね。




以上で「根室線の臨時快速・代行バス・臨時特急に乗ってきた」は終わりです。
このように、確かに臨時列車・代行バスが走り、きちんと目的地までたどり着けました。「ほんとに臨時列車なんか走ってるの?」という疑いの目で見ていましたが、大丈夫でした。札幌-釧路間の旅は普段よりも不便ではありますが、そこまで致命的ではなく、なんとか実施することが出来そうです。

心配事としては、これから冬本番が始まって代行バスが雪でどうなるか、ということくらいでしょうか。



最後に時刻表を。

14:50 釧路 発
↓JR根室本線 臨時快速(帯広行き)
16:25 帯広 着

16:45 帯広 発
↓JR石勝線 代行バス6便(トマム行き)
18:15 トマム 着

18:36 トマム 発
↓JR石勝線 臨時特急(札幌行き)
20:15 札幌 着


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旅行・写真・鉄道・読書など。アウトドア派になりたいインドア派。
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