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シカと衝突したノースレインボーエクスプレス 北海道フリーパスの旅2日目後編 

2017.01.13 01:26|北海道
北海道フリーパスの旅 in2016秋 まとめはこちら

北海道フリーパスの旅 in2016秋 2日目後編 シカと衝突したノースレインボーエクスプレス
 幌延→旭川

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さて中編では宗谷本線に入り北上、稚内の手前の幌延駅で下車した所まででした。後編では幌延駅周辺を少し探検したのち、旭川まで戻ります。幌延に特に用はないので、本当に来ただけです。





幌延→旭川




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時間は17時半。幌延駅はかつての羽幌線の終着駅だけあってさすがに有人駅ですが、この時間は閉店状態です。
でも中に駅員さんは残っているようで、テレビを見ながら談笑する声が聞こえてきました。日本シリーズが何とかかんとか。

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駅の中にストーブが置かれているのも北国の駅ならでは。椅子もストーブを囲うように置かれています。

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帰りの列車まで30分程度時間があるので幌延駅の外に出てみました。暗くてよく分かりませんが、駅前の旅館がいい味を出しているような。

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振り返って幌延駅舎。駅名が点灯されていないので読めない…。
たった数分外に出ただけで体が冷え切ってしまいました。日が暮れてかなり冷えてきています。凍死する前にさっさと駅の中に戻りましょう。

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幌延駅の位置はこちら。朝に札幌に居たことを考えるとずいぶん北まで来ました。

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どうやらこの辺りには幌延深地層研究センターという施設があるそうです。
たぶんこの辺はサロベツ原野に含まれていて、(日本にしては地殻変動を受けにくく)安定した地帯だと考えられるため、地層研究に使用されているのだと推測されます。もっとも日本はそもそも造山帯の真上に位置しているので、本職の安定陸塊には遠く及ばない安定度だとは思いますが。現に幌延の近くに断層帯もありますし。

しかも日本原子力開発機構が絡んでいる以上、どうしても抵抗を感じるのは仕方ないかと。気になったので調べてみました。

研究を進めるにあたり、研究実施区域に研究期間中はもとより研究終了後にも放射性廃棄物を持込むこと、使用することはありません。深地層の研究施設を最終処分の実施主体に譲渡したり貸与することはなく、研究終了後は研究施設を閉鎖し、地下施設を埋め戻します。

研究実施区域は将来とも放射性廃棄物の最終処分場とはせず、幌延町に放射性廃棄物の中間貯蔵施設を設置することはありません。

幌延深地層研究センター 研究内容紹介 -研究について-


どこまで信用していいかは分かりませんが、とりあえずここは貯蔵目的で建築された施設では無いようです。なら恐れることもありませんか。ふむふむ。


さてそろそろ帰りの列車がやってきます。ホームへと向かいましょう。

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お、来た来た。

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!?

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なななんですかこのカッコイイ車両は!スーパー宗谷は青い261系ではないんですか?

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なんとまあ、観光列車のような2階建て車両、ラウンジ空間も備えているじゃないですか。今日は一体どうしたんだろう。

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17:54 幌延 発 JR宗谷本線 特急スーパー宗谷4号(札幌行き)

早速乗車。座席は高床式でかなり高い位置に作られており、展望が良さそうです。窓も普段より高い位置まで作られています。
どの車両が自由席か指定席か分からなかったので車掌さんに尋ねるついでに、車両について聞いてみました。

私「なんだか凄い列車ですね。普段とは違う車両ですか?」

車掌さん「そうですね、今日は車両故障の関係で、臨時にノースレインボーエクスプレスの車両で運行しています」

私「はぁ、それはそれは。ずいぶん豪華な車両ですね」

車掌さん「そうですね。普段は富良野やニセコへの臨時特急として使われています」

私「もしかしてフラノラベンダーエクスプレス?」

車掌さん「あ、ご存知でしたか。そうなんです。良ければラウンジなどもご自由に見学して下さいね。ガラガラなので」

私(苦笑)

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せっかくなのでお言葉に甘えて、ラウンジを見学してみることにします。

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こ、これは大変気分が良いですぞ…!
亡きトワイライトエクスプレスやカシオペアなどの写真でよく見ましたが、実際にこういうラウンジを持つ列車に乗ったのはたぶん初めて。列車の中とは思えない破格の豪華さに感動しました。

この車両は車掌さんも言っていましたが「ノースレインボーエクスプレス」という愛称を持ち、季節ごとにいろいろな臨時列車に使用されています。
例えば夏には臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」、冬には臨時特急「ニセコスキーエクスプレス」などに充当される、いわゆるジョイフルトレイン。偶然そんなレアな車両に乗れてラッキーでした。

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しかしお客さんは、私の乗っている車両に3人、隣の車両に2人…。せっかくの豪華特急が泣いています。

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せっかくの記念にと先頭車まで行ってみましたが、驚きました。特急列車には大変珍しく、前面展望が鑑賞できます。
いや、それよりも、運転席と我々の座席が、腰までのドア一枚で区切られているだけで、吹き抜けのような状態です。

これ新鮮は新鮮で展望はよろしいんですが、保安上大丈夫なんでしょうか?その気になれば運転席に押し入って、簡単に列車を乗っ取ることが出来そうですが…。

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とはいえ特急列車で前面の様子を見ることが出来るのは貴重。このスピード感!(単にブレているだけ)
しかし写真でも分かるかと思いますが、列車のライトの光が弱すぎて前の様子がほとんど見えません。たぶん車よりも暗いライトです。ほぼ前が見えない真っ暗の状態で運転していて運転士さんは怖くないのでしょうか?

いくらレールに沿って進むだけとは言え、突然障害物が現れたりすることもありそう。例えば宗谷本線は山岳地帯を走るので、野生動物なんかが居たら衝突してしまいますよね。

まあ、動物との衝突なんてすごくレアな話で、そんな頻繁に起こるはずが無いですね。杞憂でしょう。←大フラグ



・・・。



一通り列車内も探検できたので自分の席に戻ろうと通路を歩いていると、突然列車が急ブレーキ。もう少しで倒れ込むところでした。なんて乱暴な運転なんだ。
しかし列車はそのまま停止してしまいました。なんだなんだと思っていると車内放送が。

「お客様にご案内いたします。ただいまシカと衝突しました。安全確認を行いますのでしばらくお待ちください」

言わんこっちゃない!あんな暗いライトでは運転士も動物に気づかないし、動物も直前まで気づきませんよ!
数分待っても動き出す様子が無く暇なので、運転席の様子でも見に行きます。

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運転席へ向かうと、これから運転士さんと車掌さんが車外に出て確認を行うところでした。

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運転席横のドアから外に出てしまって、無人となった運転席。例の柄杓みたいな装置が無いので列車ジャックは出来ませんが、何とも不用心…。

運転席のすぐ後ろの座席に初老のオジサマが座ってらしたので様子を聞いてみることにします。

私「衝突したところ、見えました?」

オジサマ「暗くて見えなかったんですけどねぇ。何か白いものがぼんやり見えたような…」

私「こんな事あるんですねぇ。よくあるんですか?」

オジサマ「いや私も仕事で稚内に来た帰りで鉄道には滅多に乗らないんですが、まさかこんなことになるとは…(苦笑)」

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運転士さんが戻ってきました。車掌さんはゴム手袋を嵌めて車外へと。
どうやらシカを完全に巻き込んでいるみたいで、小刻みに車両を動かして取り出そうと必死になっている様子。

シカが列車の下でどんな様子なのかは、お察しください

この間、私はずっとオジサマと談笑していました。

この方は深川から仕事で稚内に来たらしく、その帰りだそうです。
この機会にと道民の生活の実態について色々とお話を聞かせて頂きました。
曰く、

・道民は歩かない。500メートルの移動でも車を使う。
・極端な車社会なので列車には乗らない。
・道民が鉄道を利用しないから、JR北海道の経営は厳しい。
・最近は台風が直撃したりなど、気候がおかしい。
・北海道の気候は中央の山脈(日高山脈・石狩山地)で綺麗に二分される。本州でいう日本海側と太平洋側の関係そのまま。
・Gは見たことがない。飲食店にはいるのかも知れないが。
・冬は嫌い。寒いし雪ひどいし。



などなど。内地民の私からすればどれも興味深いお話ばかり。

年齢でいえば私の倍ほどありそうなオジサマでしたが、私ごときを相手に常に穏やかに敬語で話されていて感激しました。こういう年の取り方をしたいものです。
道民ならではの貴重なお話をいろいろと聞かせて頂きました。この場を借りてお礼させて頂きます。ありがとうございました。

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しばらくして何とかシカの処理に成功したのか、列車が走り始めました。
私はずっと談笑していたので短く感じましたが、結局列車が再度動き出すまでには1時間を要しました。後ろの席で待っている(数少ない)お客さんはさぞイライラしたことでしょう。

その後は問題なく宗谷線を南へ。

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しかり旭川に近付くと驚くことに雪が降り始めて、もの凄い速さで積もり始めました。
実はこの日が北海道の平野部での初雪です。よりによって私の滞在中に…。

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もうすぐ旭川に到着というところで列車は再び停止。再びの車内放送。

「お客様にご案内いたします。ただいま新旭川駅構内のポイント切り替え装置が積雪のため動かなくなっております。当社社員が対応中ですので~(略)」

恐らく突然の雪で対応が遅れたのでしょうが、雪には慣れているはずのJR北海道でこんなミスをするんですね。
普段はポイントの融雪はどうやっているんでしょうか。温水式?まさか人力では無いでしょうが。

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22:30 旭川 着

結局旭川に到着したのは22:30。本来の到着時間は20:43なので、2時間の延着です。これはひどい。
それに加えて雪の降り方の激しいこと。どうしてこうなった…。



初雪舞う旭川




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旭川駅では運転士さんの交代が行われます。
私は旭川で下車しますが、スーパー宗谷は札幌までもう少し走ります。この調子だと札幌到着は0時を過ぎるんじゃないですか。大変だ…。

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ラウンジではお客さんが寛いでいました。2時間も車内に閉じ込められたので横になって休む人も。

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さて私は本日の宿に向かうとしましょう。ああでもお腹もすいた…。美唄のスーパーで仕入れた食料はとうに底をつき、飢餓状態です。

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初雪舞う旭川駅。雪があると写真にアクセントが出ていいですね。

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路面はジャリジャリの霙状態で靴がぐっしょり濡れます。凍傷になりそう。

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放置してある自転車もこの通り。こりゃ明日にはかなり積もってるかも…。

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飲食店を探して彷徨っていましたが、さすがにこんな時間では飲食店も空いておらず。私は居酒屋は嫌いなので、今日は有名牛丼店に入ることにします。

地味にこれが初・松屋。牛丼屋なんてジャンクで庶民的な店、行ったことない……。注文はどうやるのだろうか?ドキドキ。とか思っていましたが、食券方式だったので初めての人でも大丈夫です。

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飢餓状態だったので大盛?を注文しました。これで390円は安いと言わざるを得ません。
健康には悪いでしょうが、ジャンクなもの故の美味しさがありました。

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お腹がいっぱいになったので宿へ。念のため傘を持ってきていて良かった。本日の宿が見えてきました。

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本日のお宿はスマイルホテル旭川。税込み4,000円と安かったのでありがたかったです。私の場合ホテルとはほぼお風呂と寝るためだけの存在なので、素泊まりでなるべく安いことが望ましい。もちろん清潔であることが前提ですが。

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お部屋はこちら。十分です。

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NHKのニュースを見つつぼんやり。今日は北海道や東北で北風が強く、寒気が流れ込んだ影響で北海道は平野でも積雪。
この北風の影響で留萌線が運休になって、私は幌延まで行くことになったわけですね…。
明日には回復してくれたらいいのだけれど。




さて2日目後編はここまでとします。明日は3日目、宗谷本線の始発列車に乗って、音威子府に向かいます!音威子府に行く理由?そりゃあ、アレしかないでしょう!


3日目 前編へ続く


最後に2日目のスケジュールを。

06:35 札幌 発
↓JR函館本線 エル特急スーパーカムイ1号(旭川行き)
07:27 滝川 着

07:33 滝川 発
↓JR根室本線 普通(富良野行き)
08:43 富良野 着

09:58 富良野 発
↓JR富良野線 普通(旭川行き)
11:10 旭川 着

12:00 旭川 発
↓JR函館本線 エル特急スーパーカムイ20号(札幌行き)
12:49 美唄 着

13:11 美唄 発
↓JR函館本線・宗谷本線 特急サロベツ(稚内行き)
17:22 幌延 着

17:54 幌延 発
↓JR宗谷本線 特急スーパー宗谷4号(札幌行き)
20:43 旭川 着

(※実際は2時間の延着)




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プロフィール

ハル

Author:ハル
旅行好きハルのゆるい日常。
旅行・写真・鉄道・読書など。アウトドア派になりたいインドア派。
 *目指せJR全線完乗*


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