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日本本土最東端「納沙布岬」 北海道フリーパスの旅 5日目 中編 

2017.02.26 01:26|北海道
北海道フリーパスの旅 in2016秋 まとめはこちら

北海道フリーパスの旅 in2016秋 5日目中編 日本本土最東端「納沙布岬」
 根室→納沙布岬

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前編ではJR花咲線に乗車、素晴らしい花咲線の車窓を満喫して根室本線の終着「根室」に到着した所まででした。
中編では根室からさらに東へ。日本本土最東端「納沙布岬」を目指します。






根室→納沙布岬




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日本最東端の有人駅 JR根室駅です。

私が乗ってきた列車は08:03に根室駅に到着しました。この花咲線と、この先の納沙布岬行きのバスとの接続ですが、正直完璧です。

私の今回のスケジュールの場合、根室駅に到着して17分後に納沙布岬行きのバスが発車します。そして納沙布岬での滞在時間はわずか50分。駆け足で見学して、根室駅には10:39に戻ってきます。
その後釧路行きの列車が11:08に出て、根室とはさようなら。

超有名な観光名所だけあって美しい接続体制ですが、完璧すぎて根室市内を歩いたり観光出来なかったのがちょっと心残りでした。
根室はまなるの本店にも行ってみたかったんですが、11時開店で間に合わず断念。

(バスの時刻表は根室交通 路線バス時刻表を参照)

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こちらが駅前バスターミナル。本当に駅から出て目の前なので迷わず行けます。

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最近安倍総理とプーチン大統領の日ロ首脳会談が行われた関係で、北方領土問題が再び大きく取り上げられました。
マスコミもこぞって納沙布岬を訪れました。テレビにこのバス乗り場が写り、一人喜んでいたのは内緒。まあ会談の結果はお察しでしたが。

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ターミナルの中は待合室になっています。まだ朝なので人気が無く、お土産屋さんはシャッターが下りていました。

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窓口で納沙布岬行きの往復乗車券を購入。往復で1,930円です。乗車時間は片道40分程度なので、まあ控えめに言うとぼったくりです。
レンタカーが半日4,000円くらいでレンタルできるので、根室をいろいろ観光しようと思う方はレンタカーをオススメします。

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バスがやってきました。こんな最果ての地、どんなオンボロバスが来るかと思っていましたが、都市部の路線バスと変わらない綺麗なバスがやってきてちょっと意外でした。

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08:20 駅前ターミナル 発 根室交通 納沙布線 (納沙布岬行き)

座席も普通の路線バスです。納沙布岬直通ではなく途中の停留所にも止まりながらなので、地域の足としても活躍しているのでしょう。

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駅を出てすぐに一瞬だけ見えた景色です。坂の向こうに海が見えるなんてステキですねえ!

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千島という名前が。千島と聞くとやはり樺太・千島交換条約の事を連想します。
樺太・千島交換条約的には、占守島までは日本の領土のはずなんですけどね…。

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朽ちたバスが放置されていました。最果て感があってグッド。

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バスの行き先案内に太平洋周りとあったように、根室市街地を出ると太平洋沿いに進んでいきます。いい天気で良かったなぁと思っていると車窓にやたらと平らな島が見えてきました。

実は見えているあの島が北方領土です。
最初見たときは非常に近くにあるように見えて、まさかあの島がロシアに占領されているとは思いませんでした。こんな目と鼻の先にあるのに…。

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09:04 納沙布岬 着

先ほども言いましたが、私が納沙布岬に滞在できる時間は50分です。その50分で見るべきものを見る!




日本本土最東端 納沙布岬




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まずはお手洗いに行っておきましょう。カニをモチーフにしたそうです。そんな用を足している最中にハサミで挟まれそうなトイレ嫌です。

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バス停からは徒歩数分で岬に到着。ここが本土最東端納「沙布岬」ついに来たぞ!

ちなみに納沙布は「のさっぷ」と読むので注意。ノシャップ岬というのも稚内のほうにあって、ややこしいことこの上ない。ノシャップは野寒布と書くようです。

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東経145度49分01秒。京都市は東経135度なので、ちょうど10度差。
地球一周を4万キロとしてざっくり1111 kmぶん東に来ました。ここが日本の果ての一つ。

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©google maps

まあせっかくの記念なので…とスマホを撮りだしておもむろにGPSをオン。
いかがでしょうか。私は今、確かに日本の端の端、東の果てにいるんですよ!!考えてみれば凄いところまで来てしまいました。

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納沙布岬と珸瑶瑁水道(ごようまいすいどう)を挟んで見える島が歯舞群島の水晶島
学校では北方四島と言えば「国後・択捉・歯舞・色丹」と習いますが、歯舞だけは群島として複数の島をまとめた名称です。

かなり小さいですが、水晶島の中央左にタワーのような構造物が確認できるのが分かるでしょうか。ロシアの監視タワーだそうです。

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海の中から灯台が付き出ているように見えます。実際は小さな岩があってそこに灯台を建設したそうですが、あの灯台のラインから向こうはもうロシアが占領しています。

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納沙布岬は岬というだけあって海に面しており、浜に降りることも出来ます。コンブ(?)らしき海藻を狙いに鳥も集合。
当たり前ですが鳥には国境なんてものは関係なく、どこへでも飛んでいくことが出来ます。人間という生き物はなんと愚かしいんだろうとため息。

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やはり根室の町や納沙布岬では、目の前でロシアと対峙しているだけあって「奪還」「返せ」など厳しいワードがよく見られました。雰囲気も国境の町といった感じで、刺々しい空気が漂っていました。

思えば私、肉眼で外国を見たことがありません。納沙布岬で初めて日本以外の国を目撃し、外国との国境を見たことになります。
(正確には外国でもなく国境でもありませんが)

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有名な納沙布岬の灯台にやってきました。写真では天気が良く気持ちの良い陽気に見えますが、実際は物凄い強風、いやハッキリ言って暴風が吹き荒れており、体を傾けないとまともに歩けません。

そしてメチャクチャ寒い。今回の北海道旅行では基本的に寒い寒いと呟いていましたが、体の震えが止まらなかったのは3回だけです。
1回目がここ納沙布岬の強風、2回目が同じく強風(暴風)の函館駅、3回目が函館山です。特に函館山は1時間以上山頂に居たので凍るかと思いました。

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あのストーンと海に落ちるような崖が特徴的です。普通島ってもっとデコボコしてません?どう隆起したらああいう形になるのやら。

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納沙布岬を横から撮影。一応、中央の島が岬の先端ということになるんですか?

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恥ずかしながら私は歯舞群島の地理には疎いのですが、そういう愚者のために島が見える方向を示した案内がありました。これは助かる。

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左から、水晶島・貝殻島灯台・勇留島・秋勇留島です。

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先ほど監視タワーが見えたのが水晶島です。

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図で示したのがこちら。
右上に北方四島の大きさが記されていますが、国後島は沖縄本島より大きく、択捉島は鳥取県より少し小さいくらい。
四島を合計すると福岡県よりも大きい5000平方キロですか。イメージしていたよりも大きい。

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上から見るとこんな感じ。色丹島はかなり遠いですね…。

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私は北方領土の中では択捉島に最も興味があります。佐々木譲著「エトロフ発緊急電」の舞台になった事が一番大きいですが、真珠湾攻撃のため旧海軍の第一航空艦隊が結集したあの単冠湾も、択捉島です。

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国後島や択捉島はかなり離れているので、肉眼で見ることは叶いませんでした。残念。

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よくテレビで見る記念碑(?)もありました。記念碑の下ではずっと火が灯されていました。恐らく北方領土が返還されるその日まで灯し続けるのでしょう。




北方館を見学




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さてこれで一通り岬は歩きましたが、もう寒くて寒くて堪らないので屋内に逃げ込むことにします。ちょうどいい所に建物があるじゃないですか。

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気温は9度と低くないんですが、恐ろしい強風の影響で体感気温は氷点下5℃くらいの感じ。
あぁでも道民は氷点下5℃くらいではビクともせずアイスを食べる人種なので、この程度で寒いとは軟弱者と呼ばれてしまいそう。
しかし内地の人間にとっては0℃でも十分寒いんです。亜寒帯の人たちとは違うんです。

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で、問題の建物がこちら。北方館。北方領土に関するあれこれの資料が展示してあります。

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こう見ると択捉島の大きさに驚きます。知床半島よりも余裕で大きく、北海道の網走から釧路までの長さよりも長い。鉄道で横断しても3~4時間はかかりそう。
JR北海道、択捉線(留別~紗那)とかあれば絶対乗りに行くのになあ。

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面白かったのがコレ。望遠鏡のようになっており、液晶画面でズームしたリアルタイム映像を見ることが出来ます。

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こんな感じ。思ったより倍率が高く、肉眼やカメラでは見えなかった監視タワーも詳細に観察できました。
無料で使えるのでオススメです。やっぱり遠くから眺めるだけではイメージもわきにくいですし。

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これは双眼鏡から見える景色を苦労してスマートフォンで撮影した画像。先ほどのテレビ望遠鏡よりはクリアです。

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千島列島の先端です。前述したとおり一番北の占守島までは日本の領土という認識も出来るはず。カムチャッカはさすがにロシア領でいいです。あげます。

占守島と言えば日ソ中立条約を一方的に破棄したソ連軍の奇襲攻撃によって凄まじい戦闘が行われた地として、知る人は知っているでしょう。
占守島防衛の日本陸軍部隊が降伏したのは1945年8月21日。一般に言われている8月15日以降にも戦闘行為が続けられていたことは、多くの人は知りません。

この島や満州朝鮮でのソ連軍の残虐非道な行い、その後の拉致・シベリア抑留の歴史は、断じて許すことは出来ません。
個人的に、この歴史はきちんと義務教育段階で指導するべき内容だと思っています。

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で、先ほども言いましたが私が興味のある択捉島の模型も展示してありました。占守や単冠が変換できないこの出来そこないのIMEにイライラしつつ、やはり択捉島はいいなぁと思ったり。不法な占領が終わって日本人が自由に移動できるようになれば、ぜひ訪れてみたい地です。

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北海道道東の模型もありました。これ実に北海道の地勢が分かりやすい模型です。ちゃんと摩周湖や屈斜路湖も再現してあります。

旭川から北見・網走、そして釧網線に乗って摩周湖と屈斜路湖の間を通り抜け釧路、釧路から花咲線にて根室へと、という私の移動コースを俯瞰して見られて実に分かりやすい。
鉄道はまさにここを通るしかないという場所に敷設されていてなるほどなぁと思いました。

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戦前の択捉島紗那村の写真が展示してありました。これめちゃくちゃ貴重な資料ですよね。
物語の中でしか知らない択捉島の写真が見られて感激しました。来て良かった納沙布岬。




ということで5日目中編はここまでとします。
領土問題はどうしても思想や歴史観に関係するナイーブな問題ではあるのですが、やはり日本人たるもの、一度は訪れて欲しい地ではあると思います。
正しい知識を学ぶことは重要です。それをどう受け取るかは個人の問題なので私は何も言えません。

後編では花咲線で釧路に折り返し。そのまま臨時特急に乗って札幌まで戻ります。北海道の東端から道央まで大移動。


5日目 後編へ続く



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旅行・写真・鉄道・読書など。アウトドア派になりたいインドア派。
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