FC2ブログ

JR小海線を完全乗車 真夏の信州に行ってきた 1日目後編 

2017.09.15 21:56|関東・中部・東海
真夏の信州に行ってきた まとめはこちら

真夏の信州に行ってきた 1日目後編 JR小海線を完全乗車
 野辺山宇宙電波観測所→小諸→小淵沢→甲府

1

1
©google maps

さて中編では野辺山宇宙電波観測所を満喫、元気甲斐も食べて涼しい高原に大満足でした。
後編では野辺山駅に戻り、JR小海線の完乗を目指します。






野辺山宇宙電波観測所→野辺山→小諸




1

というわけでまた徒歩で野辺山駅に戻ります。行きは少し遠く感じたのに帰りはあっという間に着くこの現象、どういう理屈なのでしょう。一般相対性理論でいうところの重力ポテンシャルの関係かな?

1

野辺山駅に戻る途中、線路を跨ぎます。この路線はもちろんJR小海線。写真の方向にずっと歩いていけば、JR鉄道最高地点にたどり着くはず。徒歩ではちょっと遠いので今回はパス。

1

1

高原とはいえ今は1日で一番気温が高い時間帯。少し暑くなってきたのでスーパー(?)のようなところで水分補給を兼ねて一休み。

店先に野菜の直売所がありました。野辺山産の大きな白菜が200円。私白菜はめったに買わないので分からないのですが、200円って高い?安い?まあ仮に安いとしても、旅行中に白菜を買うなどという愚行はしませんけどね。どう考えても邪魔すぎる。

(2018年追記。2018年冬は白菜が暴騰した年でした。1玉600円超えも当たり前。ここで白菜を買い占めたら一儲けできたのに…(笑))

1

1

無事、野辺山駅に戻ってきました。ホームに向かいましょう。

1

1

野辺山駅のこの駅名標、いいですねえ。やっぱり小海線は天気のいい冬に乗ってこそなのかしら。私まだ雪化粧した2000~3000メートル級の山々って見たことないんですよねえ。

1

対岸の小淵沢行きホームに列車がやってきました。普通小淵沢行きです。
あちらは観光客で混雑していますが、こちらの小諸行きホームは数人程度のお客。そりゃまあ今から小諸方面に行ってもどん詰まりですもんねえ。まさかそのまま小海線を往復するなんて酔狂な客もいないだろうし。

1

さて私が乗るのはこちら。野辺山とはお別れしてJR小海線の旅に戻ります。

1

15:39 野辺山 発 JR小海線 普通(小諸行き)

小諸(こもろ)は小海線の終点であり、戦国好きにとっては真田一族発祥の地としても有名です。

1

1

列車は谷間の集落を進みます。信濃川上駅を過ぎると、千曲川(ちくまがわ)が姿を現します。

千曲川と聞いてもピンと来ないでしょうが、信濃川ではどうでしょうか。もちろん日本で一番長い河川として有名ですよね。全長367 km。

しかし実は、信濃川の長さは153 kmしかないのです。残りの214 km部分は実はこの千曲川。法律上は両河川をまとめて信濃川と決めているためこのようなことになっております。

1

1

しかし考えてみるとですよ。この千曲川をずっと下っていけば、長野、新潟、そして日本海まで続いているわけです。
こんな山奥の高原から海まで一直線に海まで川が続いていると考えると、なんだかロマンのある話だと思います。

1
国土交通省 千曲川

こんな画像を見つけました。千曲川は甲武信ヶ岳を水源にしています。私はこの図を見るとつい鉄道路線と重ねてしまいます。

まず甲武信ヶ岳を出た川は小海線と並行して進み、小諸に至ります。小諸からはしなの鉄道線と北陸新幹線に沿って北西へ。長野市内で犀川(梓川)と合流して北しなの線と一緒に北東へ。
途中北陸新幹線が離れていくと、今度はJR飯山線と並行します。小千谷まで来ると今度は上越新幹線が寄り添ってきますが、この時点ではすでに信濃川と名前が変わっています。
あとは上越線、信越本線と一緒に進み、最後に越後線を跨げばそこはもう新潟市内、そして日本海です。

1

そのゴール地点を上空から眺めたのがこの写真。2016年秋の北海道フリーパスの旅で撮影した写真です。

このように地形・地勢を意識して見ると、ただの川でもずいぶん妄想が捗って楽しめるものです。日本全国を旅していると「あの旅で見た川は、実はこの川と繋がっていたのか!」など発見があったりするのが楽しいですね。

1

少し話が逸れました。小海線の車内に戻ります。
混雑はボックスシートが埋まる程度。悪くない混雑具合です。乗り物は空いているに限りますが、あまりにガラガラだと少し悲しくもなってきます。

1

列車は海尻駅に到着。中央本線には野尻と塩尻があったし、小海線では海尻ですか。どうも甲州では尻シリーズが人気な様子。

1

1

列車と尻の深い関係を考えていると、小海駅に到着。もちろんJR小海線の名称はこの小海駅から来ています。
こんな山奥で海と言われても、川と湖しか無いんですが…。ちなみに「おうみ」ではなく「こうみ」と読みます。

1

八千穂駅に到着。高千穂と似てるけど関係あるのかな?

1

1

さらに進むと列車は立派な高架駅に停車します。これは佐久平駅(さくだいら)で、見えている立派な線路は北陸新幹線です。

佐久平駅は小海線と北陸新幹線の接続駅なわけですが、両路線がほぼ直角に交わるちょっと珍しい形。写真でも進行方向とほぼ直角に新幹線の線路が見えることが分かります。普通は線路って並行していることが多いのに。

1

1

美里駅に到着。確かに美しい里という名前がよく似合ういい感じの景色。日が傾いてきたからか、ノスタルジックな香りもしてきます。私好きですよこういう景色。見晴らしがよくて、ここにきて高原線の本領発揮といった感じ。

1

1

乙女駅とはなかなか凄い名前で。乙女、東小諸と進み、次は終着小諸です。

1

17:25 小諸 着

野辺山からは2時間弱でした。これでJR小海線は目出度く完全乗車!


さてこの先ですが、この先にJRの路線はありません。小諸駅はどん詰まりの終着駅なのです。

正確には、ちょっと前までは小諸駅は信越本線との接続駅でした。しかし長野・北陸新幹線などというものが出来て、その接続は失われてしまいました。旧信越本線は今はしなの鉄道線と名前を変えて、軽井沢から篠ノ井までを結んでいます。

1

1

こちらがしなの鉄道線の車両と駅名標。小海線ホームとしなの鉄道のホームとは特に区切りなどはなく、改札を通らずに両社を移動できます。

しかしこの赤い車両、なかなか年季が入っていていい雰囲気ですな。武骨な感じがグッド。

1

そんな武骨なしなの鉄道の車両が停まっているホームは、少し時代を遡ったような雰囲気が漂っていました。ちょっとだけ昭和っぽいかな?


で、問題はこの先です。私は今回の信州旅行では青春18きっぷを使っているため、JRにしか乗り(れ)ません。しかし小諸から先へ進むJR路線はすでに廃止済み。

ならば今通ってきた小海線でそのまま折り返して、小淵沢まで戻るしか選択肢はありません。同じところを往復するとは我ながらスマートではないという自覚はありますが、私だって信越本線に乗りたかったですよ。

1

1

折り返しの列車の発車までは少し時間がありますので、改札を冷やかしに。しかし何が5周年なんだろう。5年前、2012年に何かありましたっけ。

1

1

改札から外に出て小諸駅の駅舎を撮影。しなの鉄道の小諸駅という名前はありますが、どこを読んでもJRの文字が見当たりません。
どうもしなの鉄道がメインで、JRはむしろ間借りさせてもらっているような感じなんですかね?

1

駅構内のポスター。写真はもちろん野辺山宇宙電波観測所。こんな写真が撮れたら最高でしょう。京都は光害が酷くてもうどうにもならんです。
それに綺麗な天の川の写真を撮ろうと思ったら明るい広角レンズが必要。ああついでに赤道儀も欲しい。ああもういっそ天体望遠鏡も買って直焦点撮影で銀河群とメシエ天体を……


もちろんそんな予算はない。

1

1

さて小諸駅に特に見るべきものはなく、仕方ないので小海線のホームに戻ってきました。この列車は私をここまで運んできた列車で、かつこれから小淵沢まで折り返す列車です。
さすがに発車20分前とあって、お客さんは誰もおらず貸し切り状態。

1

1

ふと視線を横にやると、なにやら赤い車両が入線してきました。最初はいさぶろう・しんぺい号かと思いましたが、よく見ると何やら列車の中で食事をしている方々が。ちゃんとウェイトレスさんもいるではありませんか。

1

1

せっかくなので外に出て撮影してみました。ますますいさぶろう・しんぺい号に似ていますが、これはしなの鉄道が誇る観光列車「ろくもん」。
地元食材の洋食屋懐石料理などを列車の中で振る舞ってくれるらしいです。なんという贅沢な。ぜいたくは敵だ!

1

こちらが紹介文。2014年7月から運行ということで、まだ新しい列車なんですね。
日本中いろいろ行きましたが、列車の中で懐石料理は食べたことがないなあ。お値段が気になって味なんかしなさそう。





小諸→小淵沢→甲府




さて帰りの列車の発車時間になりました。再び小海線に戻ります。

18:04 小諸 発  JR小海線 普通(小淵沢行き)

1

小諸を出たときにはすでに薄暗くなっていました。途中、乙女駅で小海線の各駅の標高が書いてある案内があったので撮影。

これを見るといろいろな事が分かります。まず小淵沢駅は標高886 mで、野辺山駅は1345 m、小諸駅は663 m。
小淵沢と小諸では小諸駅のほうが200 mも標高が低いようです。しかし小淵沢から野辺山まで標高差にして500 mですか。500 mを30分で登るんだからなかなかの急勾配かと。
また、JR駅の標高トップ5がすべてこの小海線の駅というのも笑えます。トップ5まで独占とか圧倒的過ぎるでしょう。

このように標高を気にして列車に乗るのも楽しいものですね。山岳路線ならでは。




さてすっかり暗くなったのでウトウトしていましたが、車内放送で起こされました。いつの間にか列車は野辺山を通り過ぎ、清里駅まで戻ってきていた様子。

「お客様にお知らせします。現在、対向列車遅延のため、14分遅れて運転をしております」

なんと。14分も遅延していたのか。寝ていたので全然知らなかった。小淵沢での乗り換え時間は20分だから、今のところは大丈夫ですが…。

しかし車内は途端にザワザワ。どうもこの先、東京方面への特急との接続がギリギリらしく、その特急に乗り遅れないかとヤキモキしている様子。
駅員さんもそんな事情は重々分かっているようで、次の放送が入ります。

「現在、小淵沢駅での特急との接続状況を調べております。対応を考えるため、これから車掌が皆様に行き先をお尋ねに参ります」

どうやらこの列車に乗っているお客の行き先を集計してそれを運転指令に伝え、策を練るそうです。これは大事になってきた。
私のところにも車掌さんが回ってきたので、今日の宿泊地「甲府まで」と答えておきました。露骨に安心する車掌。そりゃまあ品川とか言われたくはないでしょうしね。
私は甲府まで行ければいいので、最悪1時間くらい遅れてもどうにでもなります。しかし今日中に東京に帰りたい皆さんは必死。私は他人事なのでニヤニヤ。
三度、車内放送が入ります。

「お客様にお知らせします。この列車は現在の遅れで参りますと、小淵沢駅には20:48に到着する見込みです。現在、回復運転に努めております」

20:48。これは微妙なことになってきました。私が乗るこの先の列車は20:54発なので、たぶん間に合います。
しかし問題は新宿行きの特急スーパーあずさ36号。小淵沢発が20:44なので4分間に合いません。

で、問題はこの間に合わなかった場合なんですよね。スーパーあずさ36号のあとに特急は存在しません。この36号が最終列車です。それでも東京方面に向かいたいのであれば私が乗る20:54発の普通甲府行きに乗るしかないですが、これにも乗れなかった場合。なんと次は22:23発の普通塩山行き21時台は列車すらないという絶望の状況。というかどこよ塩山って。


一応、あずさに乗れなくても救いはあります。20:54発にさえ間に合えば、21:33甲府着/21:36甲府発→23:00高尾着。高尾まで出れば東京圏に入るのであとは23:05高尾発→00:19東京着と、一応東京まではたどり着けます。

しかし20:54に乗れないと、絶望が待っています。22:23発の塩山行きに乗って、甲府には23:01着。その先はもう列車がありません。もしくは血迷って身延線に入っても、鰍沢口とかいう読み方すらわからない駅に23:52に着いて終了。
特急に乗れないと文字通り死活問題なので車内はかなり険悪な雰囲気。ここで最後の車内放送が入りました。

「大変不安にさせてしまい、申し訳ありませんでした。この列車は、特急スーパーあずさ36号、新宿行きに連絡します

この一言で一気に車内の空気が緩みました。放送はつづきます。

「しかし、20:38発普通松本行きは、申し訳ありませんが連絡を切らせて頂きます」

ということは東京方面に向かう旅客は優遇して、長野方面に向かうお客は知らんぷりということか。そんな殺生な、と愕然としましたが、車掌は言葉を続けます。

「そこで、松本方面に向かわれるお客様は、乗車券のみで後続の特急に乗車頂けます

特急券なしで特急に乗れるとは!これはなかなか太っ腹な対応じゃありませんか。
後続の特急あずさ31号は21:04小淵沢発。これに乗ると終着松本には21:52着。普通列車に乗った場合だと松本には21:42に到着するので、ほぼ遅延が解消されることに。

1

20:48 小淵沢 着 (本来の時刻表では20:34着)

列車は無事、小淵沢に到着。14分の遅れは結局解消されませんでした。しかし後続の列車にはじゅうぶん間に合います。

今回の遅延は私も少しハラハラしました。しかしお客一人ひとりに行き先を聞いて特急を接続させるとか、こまめに車内放送をして状況を伝えるなど、なかなか柔軟できめ細やかな対応だったと思います。
これを旅程は余裕をもって組みましょうという教訓にしましょう。

1

1

中央線ホームに移動してすぐに問題の特急スーパーあずさ36号が入線してきました。お客さんは疲労と安堵が混じった顔で乗車。

1

特急が行ってしまい静かになったホーム。昼間、観光客が犇めいて賑やかだった小海線ホームもすでに真っ暗です。

1

1

20:54 小淵沢 発 JR中央本線 普通(甲府行き)

私が乗るのはこちら。いやあ無事間に合った良かった良かった。

1

21:33 甲府 着

甲府駅では去年、関東・東北一周の旅で乗り換えをしましたが、下車するのはこれが初めて。

1

私が乗ってきた列車はこの先、高尾への列車に接続しています。このまま乗っていけば0時過ぎくらいに東京に着けるのは前述しましたが、そんなことはしたくありません。今日も1日鉄道に乗って、野辺山をお散歩もして疲れました。京都を出たのが朝6時半だったので、すでに16時間ほど経過しています。早くホテルで休みたい。

1

1

改札を出て南口へ。本日の宿はもう見えています。

1

振り返って甲府駅。というより、商業施設に侵食されているように見えます。

1

駅前に巨大な銅像が。こ、これはどう見ても武田信玄ではないですか。すごく偉そう。

1

1

ということで本日の宿は東横INN甲府駅南口2。お盆期間とあって、どこのホテルもここぞとばかりにぼったくり価格のオンパレードでした。お盆とはいえ、ショボいビジネスホテルが平気で15,000円とか求めてくるのを見るとうんざりします。

そんな中ここ東横INN甲府駅南口2は、1泊5,000円と良心的価格だったので予約。


さて、お風呂に入りコンビニで買ったご飯を食べながら明日の予定を思案します。
1日目前編でも言いましたが、本来の明日の予定は、富士山登山でした。甲府から大月に行き、大月から富士急行線で河口湖駅へ。そこから富士登山バスで5号目まで行こうと。

1

しかし大ウソつきの気象予報士が前日にいきなり天気を変えたのも前述しました。一縷の望みを託して再度天気予報を見ましたが、やはり明日は雨のようです。
雨の中富士山に行っても仕方がない。そこで急遽予定を組みなおしました。どういう予定になったのかは、2日目前編でご紹介します。

1

可哀想なのはこの切符。本来は富士山に登った後、身延線を経由して東海道本線で京都まで戻る予定でした。
しかし悪天候ではせっかくの身延線も台無し。よってこのきっぷは残念ですがキャンセルすることに。せっかくワイドビューふじかわのきっぷを抑えたのに…。

ここで身延線に乗れなかったことは後々に響いてきそうです。次、乗りに来る機会はあるのだろうか…。





ということで、1日目後編はここまでです。
明日はいったいどこへ向かうのか。時刻表をめくりつつ思案中です。

2日目 前編へ続く


最後に1日目のスケジュールを。

【1日目】 

06:33 京都 発
↓JR琵琶湖線 普通(長浜行き)
07:42 米原 着

07:57 米原 発
↓東海道新幹線ひかり508号(東京行き)
08:28 名古屋 着

09:00 名古屋 発
↓JR中央本線 特急ワイドビューしなの5号(長野行き)
10:53 塩尻 着

11:05 塩尻 発
↓JR中央本線 普通(高尾行き)
12:05 小淵沢 着

12:28 小淵沢 発
↓JR小海線 八ヶ岳高原列車5号(野辺山行き)
13:00 野辺山 着

15:39 野辺山 発
↓JR小海線 普通(小諸行き)
17:25 小諸 着

18:04 小諸 発
↓JR小海線 普通(小淵沢行き)
20:34 小淵沢 着

20:54 小淵沢 発
↓JR中央本線 普通(甲府行き)
21:33 甲府 着


東横INN甲府駅南口2 泊



にほんブログ村

関連記事

テーマ:国内旅行
ジャンル:旅行

コメント

非公開コメント

07 | 2018/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
プロフィール

ハル

Author:ハル
旅行好きハルのゆるい日常。
旅行・写真・鉄道・読書など。アウトドア派になりたいインドア派。
 *目指せJR全線完乗*


旅行記まとめはこちら


・JR乗りつぶし状況(2018.6.3時点)
・紛失したスマートフォンをJR大船駅に届け出てくれた方へ

最新記事

カテゴリ

最新コメント

訪問者

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる