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悪名高いJR飯田線に乗車 真夏の信州に行ってきた 2日目前編 

2017.09.17 20:49|関東・中部・東海
真夏の信州に行ってきた まとめはこちら

真夏の信州に行ってきた 2日目前編 悪名高いJR飯田線に乗車
 甲府→上諏訪→飯田

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©google maps


おはようございます。信州旅行2日目の朝です。
実はこの東横インに泊まったのは宿泊料金が安いというほかに、もう一つ理由があります。その理由を食べるために、無料の朝食バイキングに向かいましょう。






発車まで (山梨名物 ほうとう)




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普段は早朝出発のためホテルの朝食など食べる余裕が無いですが、今日は少し時間に余裕があるためこのように優雅に朝食を頂きます!

え、なんで時間に余裕があるかって?そりゃ富士山登山を断念したからだよ!

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で、私のお目当てはこれ!山梨県の名物ほうとう!

ほうとうは小麦粉から作った麺を野菜と一緒に味噌仕立ての汁で煮込んだ料理で、いわゆる郷土料理です。Aランク牛とか新鮮な海の幸とかそういう贅沢な名物ではないですが、素朴な味わいがたまらんということで、ぜひ一度食べてみたいと思っていました。
ここ東横INN甲府駅南口2では朝食にほうとうを食べさせると聞いて楽しみにしていたのです。

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というわけで頂きます。私はそもそも、ほうとうが何か知らなかったんですが、野菜が入ったうどん+豚汁のような感じ?出汁はよく味噌の味が出ていておいしいです。
無料としては十分満足できるメニューでした。いやあ美味しかった。

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さて腹ごしらえも済んだので、再び甲府駅に向かいます。今日は旅行2日目ですが、今日の夜にはもう京都に帰っていることになります。1泊2日は短い。そりゃ北海道フリーパスの旅なんか7泊8日でしたからね。

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信玄公の像に挨拶をしつつ甲府駅の改札へ。しかし驚きました。スーツを着て仕事に行く人々がなんと多いことか。今は絶賛お盆期間中なんですよ!!

そりゃまあJRの職員さんが働いているから私は鉄道に乗れるわけなんですけどね。でも複雑。みなさんなるべく多く休みましょうね。年間休日120日は妥協できない最低のラインですよ。過労死ダメゼッタイ。

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さて駅員さんと一緒に中央東線のホームへ。列車の発車まではまだ時間があるので、中央東線のホームの奥に隔離されている身延線ホームを冷やかすことにしました。

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こちらが身延線の車両。いかにもJR東海というオレンジのカラー。
しかし中を覗いて驚きました。まさかのロングシートかよ!身延線のような景色の良い路線でロングシートとか、宝の持ち腐れすぎます。JR東海は猛省してください。

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甲府で泊まったのは初めてですが、なかなか雰囲気は良かったです。また来たいなあ。





甲府→上諏訪




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07:50 甲府 発 JR中央本線 普通(松本行き)

本日最初の列車は中央東線下り。すでに京都への帰路に入っています。

さて本日の予定ですが、昨日ホテルで時刻表をめくりつついろいろ考えました。
① 富士山登山→当初予定していたのはコレ。悪天候のため中止。
② 身延線経由で帰る→天気が悪い身延線は魅力半減
③ 大糸線で北陸へ抜ける→北陸本線が壊滅しているので却下

そこで

④ 未乗車路線であるJR飯田線に乗る

にすることにしました。飯田線は都市部からのアクセスがいい割に秘境路線として有名な路線。駅数が多いことでも有名。前からいずれ乗らなければならない(乗りたいとは言っていない)とは思っていました。

しかも時刻表を調べると私のために存在するかのような都合のいい列車を発見。詳細は後述します。

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平日とはいえお盆の朝ですが、混雑は無きに等しい状態。やっぱり甲府に向かう列車が混雑して、甲府から出る列車はすいているのかな。

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昨日小海線に乗るために訪れた小淵沢駅。昨日は観光客であふれていた小淵沢駅・小海線。
当たり前ですがこのあたりに住んでいて、普段から通勤・通学で小海線を利用している人はいるわけで。そういう、駅の普段の姿は気になるところです。

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おそらく八ヶ岳方面。分厚い雲に覆われて何も見えません。まだ雨こそ降ってはいないですが今後降ることが予想されています。

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08:55 上諏訪 着

上諏訪駅で下車します。飯田線の起点駅は辰野駅ですが、今回はここ上諏訪で降りるのが正解。
その理由?それは奥に見えるJR東海チックな車両です!!!

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この列車こそ、JR中央東線・JR飯田線直通の普通豊橋行き544M。

よく読んでください。普通豊橋行きです。大事なことなので2回言いました。

豊橋という地名はもちろん、愛知県豊橋市です。太平洋に面した都市です。東海道本線が通っています。
一方出発地である上諏訪は長野県諏訪市で、山に囲まれています。

この2つの都市をたった1本の列車で結んでいるんだから実に驚きます。
09:19に上諏訪を出て、終着豊橋には16:16に到着。所要時間は実に6時間57分。距離は213.7 km。

JR北海道のあの2427Dには及びませんが、昨今珍しくなった長距離鈍行列車の生き残りがこんなところに。これは乗るしかあるまい。乗り換えしなくていいから便利だし。

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まだ発車25分前なので車内にはほとんど人がおらず。飯田線と聞いてどんなオンボロ車両かと不安でしたが、転換クロスの快適そうな車両じゃないですか。クモハ313ということで、313系電車の1701号車。

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しかしあれよあれよと言う間にお客が集まってきて、車内は混雑。
まあ飯田線は、その筋の方々には有名な路線なので、同じような人間が集まってくるのは仕方ないです。この中に純粋な利用客は何人いるのかな。



上諏訪→飯田 (JR飯田線)




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09:19 上諏訪 発 JR中央東線・飯田線直通 普通(豊橋行き)

発車してから知ったんですが、上諏訪駅には足湯があるんですね。駅のホームに足湯があるとかこれ人気出るでしょうねえ。

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上諏訪を出るとすぐに湖の畔を通ります。もちろん諏訪湖です。

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岡谷駅に到着。岡谷駅の駅名標が二つに分かれている通り、ここで線路が分岐しています。
実は岡谷周辺の線路は、結構複雑なことになっています。せっかくなので図を示しながら説明します。

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wikipedia- 中央本線

これが塩尻~岡谷周辺の路線図です。
通常、塩尻から岡谷へ何も考えずに向かうと、まず間違いなくみどり湖経由の中央東線を通ることになります。

しかし実は、塩尻から辰野を経由して岡谷に向かう路線も存在しています。
というよりもともとはこちらが中央本線でした。今はみどり湖経由でショートカットする路線(今の中央東線)ができて、特急も普通列車もほとんどそちらを通ることになり、この辰野を経由する路線は忘れ去られました。

この区間には一応中央本線辰野支線という名前がついており、地元の方と一部の鉄道ファンしかその存在を覚えていません。鉄道ファンには大八廻りと言ったほうが通りが良いかな。

さてということで、私としてはこの岡谷駅から辰野支線に入って辰野駅を目指すことになります。正確には飯田線はまだ先。

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辰野駅に到着。ここでも駅名標が二つに分かれていることが分かります。1つは塩尻に向かう辰野支線。一つは飯田線です。

ということでこの辰野駅から、飯田線の旅がスタートです!

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羽場駅に到着。ここから駅名標に見覚えのある方が増えると思います。さっきまではJR東日本の圏内でしたが、辰野からはJR東海の支配圏に入ったわけですね。

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北殿、伊那北、伊那市と停車。伊那という地名を聞くともちろん伊那谷が連想されます。
西を木曽山脈(中央アルプス)、東を赤石山脈(南アルプス)に挟まれた谷で、夏は暑く冬は寒い。盆地在住の人間としては何となく親近感がわきます。

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車内の様子はこちら。前方の立ち乗り客は前からの眺めを眺める方々ですが、それ以外にも立ち乗り客がいますね。なかなかの混雑具合。はて、飯田線など閑古鳥が鳴いていると思っていたのですが。

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さわわたりではなく、さわんどと読む沢渡駅に到着。難読駅名として知られています。「ど」はどこから来たのだろう。

余談ですがこの赤木駅 - 沢渡駅間の勾配は40‰で、これはJRの中で最急勾配となっています。パーミルだから1000 m進むなかで40 メートル高度が上がるわけかな。まあそんなもんかと言われればそんなもん。

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この方向は天気が良かったら中央アルプスが見えるらしいんですが、そんなものは影も形もなく。

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宮田、大田切と停車。この両駅の間の走行時間はわずか3分。

先ほど、この列車は豊橋までの所要時間は6時間57分、距離は213.7 kmと言いました。単純に計算すると時速は31 km/hになります。いくらなんでも遅すぎるぞ、と。

なぜそんなに遅いかという理由が、この駅間の短さと、駅の多さです。
JR飯田線は駅数が多いことでも有名です。全長195.7km中に起終点を含めてなんと94個も駅があります。平均すると2 kmに1つだから都市圏並みの狭さ。

これはJR飯田線はもともと私鉄だったということが原因。私鉄はたいてい駅間が短いですからね。

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wikipedia-飯田線

ほら見てくださいこの駅の多さ。この駅1つ1つにこまめに止まっていくわけです。数分走っては止まっての繰り返し。毎日の通勤通学で使う人はさぞうんざりするでしょう。

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駒ヶ根駅に到着。駒ヶ根という名前を聞くとたぶん駒ヶ岳を連想すると思いますがまさにその通りで、中央アルプスへの登山者が多く利用する駅です。写真でも登山姿の乗客が多くみられます。

そのため、なんでも駅の中に登山届を入れる場所があるとか噂を聞いたことがあります。

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駒ヶ根駅では2分ほど停車するので外の様子をちらっと撮影。この普通豊橋行きは3両編成。飯田線にしては長く繋がれているほうかと。

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伊那福岡駅。伊那なのか福岡なのかはっきりしなさいと言いたくなります。

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田切という地名を聞くとピンと来る方もいるかと思います。
田切とは地形が由来の地名で、扇状地や段丘が川に深く浸食され、崖状の地形になっている部分のことを指します。

この伊那地方の田切地形はその特徴がよく出ている例で、天竜川の河岸段丘を横断するように小さい河川が流れて激しく浸食しています。

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©google maps

こちらはgoogle mapで見た田切駅周辺の様子。特に飯田線の線路を見てもらうと、ミミズかと思うくらい線路が曲がっていることが分かります。
これは断崖を避けるために線路を迂回させ、傾斜を緩めるためです。ほかにも段丘を分断する小さな川も数多く見えます。

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こういうのがいわゆる田切川です。両サイドに崖があって河川によって浸食されている様子がよく分かるかと。
イメージとしては、浸食で田を切るから田切、みたいな感じ?そんな単純な話でもない?

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七久保駅に到着。この駅は雄大な中央アルプスを望める駅として知られているんですが、今日はあいにくの天気で何も見えず。

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この辺りは河岸段丘上にあるため、果樹園が多くみられました。リンゴの木かな?
教科書通りの地形でニンマリ。

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ところでこの辺りで気になることが起こりました。写真を見てもらえばわかる通り、駅に警察官がスタンバイしていたのです。
もちろん私は善良な市民であるからしてサツのご厄介になることは何もないのですが、何かあったのかと気が気でない。

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それどころか何と電車の中にまで警官が乗り込んでくる始末。なんですかテ○ですか爆○でも仕掛けられたんですか。列車のスピードを一定以下に落とすと爆発するとかいう予告文が入ったんでしょうか。車両ではなく線路をくまなく捜索してください。

冗談はともかく、車掌さんに警察手帳を見せて何か深刻な顔で話し込む様子を見ると本気で不安になりました。
しかも、制服を着た所謂所轄のお巡りさんのほかに、私服で強面の、いかにも刑事と呼ばれる人も。

しかしなんのアナウンスもなく、警官を乗せたまま列車は進みます。生きて帰れるのかしら。

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列車は家々を見ながら伊那大島駅に到着。相対式ホーム2面2線を持ち列車交換の可能な立派な駅です。

写真を見てもらえば分かる通り、駅が崖の上にあって町を見下ろす格好。これはもちろん天竜川の河岸段丘で、駅前には断崖があります。

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伊那大島駅を出ると少し広々とした地形が展開されます。見晴らしのよい車窓を見ていると下平駅に到着。

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元善光寺、伊那上郷に到着。
何の変哲もない駅ですが、実は今後この駅周辺は大化けする可能性があります。

というのも、実はリニア中央新幹線の駅がこの飯田線、伊那上郷 - 元善光寺間に設置されるかも知れないのです。
こんなところに中央新幹線の駅なんか作っても誰も利用しないだろうと思いますが、もし仮に設置された場合、こんな山奥ですが東京・大阪へのアクセスが抜群になる可能性も。例えば品川~飯田間は約40分と言われています。早すぎる。

今からこの辺の不動産を買いあさればぼろ儲け…いや無理か。

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桜町駅に到着。いい名前の町ですね。

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桜町を出ると怪しげな光景が見えました。これ全部トラックですが、すべてのトラックが荷台(?)を上げています。なんだこのシュールな光景は。

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飯田駅に到着。到着時間は12:17。上諏訪発は09:19なのでここまで3時間ほどです。
もちろんJR飯田線の名称の由来になった駅であり、特急「伊那路」や、快速「みすず」などが発着する飯田線の主要駅です。





さて線名を冠する飯田駅に到着したところで、飯田線乗車記の前半パートは終了にしたいと思います。

ここまで読んでくださった方は思ったでしょう。
「飯田線は秘境路線と言う割に、地味だな」と。

正直飯田線の前半部分は特に見どころもなく、地味でした。
しかし飯田線の真価はここからです。後半では秘境路線としての飯田線が、牙をむきます。

2日目 後編へ続く




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Author:ハル
旅行好きハルのゆるい日常。
旅行・写真・鉄道・読書など。アウトドア派になりたいインドア派。
 *目指せJR全線完乗*


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