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飯田線はやっぱり秘境路線だった 真夏の信州に行ってきた 2日目後編 

2017.09.22 20:29|関東・中部・東海
真夏の信州に行ってきた まとめはこちら

真夏の信州に行ってきた 2日目後編 飯田線はやっぱり秘境路線だった
 飯田→豊橋→米原→京都

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©google maps


前編ではJR飯田線に乗車、飯田駅まで到達したところでした。
飯田線は秘境駅・秘境路線として有名ですが、辰野から飯田までの道中は正直微妙でした。

安心してください。後編ではJR飯田線の秘境っぷりが牙をむきます。秘境駅のオンパレードです。お楽しみください。






飯田→豊橋




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飯田を出た列車は大きく迂回をして南へ進みます。河岸段丘上のちょっとした高台を通るので飯田市内を見渡せる好立地。

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なかなか味のある鼎駅に到着。もちろん無人駅ですし、改札などという都会的なギミックもありません。でもお客さんは結構降りていきますね。

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車内は相変わらずの状況。地元のお客さんもチラホラいます。

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山に囲まれた典型的な狭い盆地という風景。涼しかった野辺山高原とは違い、外は暑そうだ。

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素敵な駅名の時又(ときまた)駅に到着。何かこう駅を境にして時が分かれていくみたいなストーリー、思い浮かびません?事象の分岐点的な。パラレルワールド的な。

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時又駅を出ると左手に天竜川が寄り添ってきます。ここまでは少し離れた位置を走行していましたが、時又からは並走します。
その証拠に時又の次の駅は川路。川の路という駅名。

天竜川と言えば長野県からこのまま太平洋へと続く一級河川。長さは213 kmでこれは日本9位となかなかの長さ。
しかも天竜川の源流は、あの諏訪湖です。諏訪湖の唯一の出口がこの天竜川。そう考えるとなんだか愛着が湧くでしょう。

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天竜川が見えるとすぐに天竜峡駅に到着。名前の通り景勝地天竜峡がすぐという駅で、観光客で賑わう一大観光地です。駅名もかっこいいし。

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天竜峡駅を出ると天竜川を渡ります。川に小舟が浮かんでいました。天竜川下り的なアトラクションがあるんでしょうか?
「暴れ川」「暴れ天竜」として有名な天竜川。そんな川をこんな小舟で下って大丈夫でしょうか?

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見ているそばから急流に巻き込まれて転覆しそうになっている小舟。言わんこっちゃない…。

さてこの辺りから秘境駅ゾーンに突入していきます。

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なかなかありがたい駅名の千代駅。この駅は秘境駅として紹介される場合もありますが、周辺には民家もあるのでまだまだ序の口です。

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為栗(してぐり)駅に到着。なかなかの難読駅名ですが、それよりも注目するべきは駅名標の後ろ!

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どうです。なかなか見事な天竜川と河原じゃないでしょうか。この豊かな水量を見てください。
深い緑色の天竜川にかかる天竜橋。駅からすぐ近くの場所で川が大きくうねっていることから、信濃恋しとも呼ばれる場所です。

急流が岸壁とぶつかり合い、川の流れを一旦上流へ押し戻すように周囲を削り取り、あたかも「信濃の国が恋しい」と訴えるがごとく筏の向きを変えてしまいました。そのことから船頭泣かせだったのこの地を、いつしか「信濃恋し」と呼ぶようになりました。


天龍村ウェブサイトより抜粋


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中井侍駅。この駅はいくつも紹介するべき内容があります。まずはそのカッチョイイ名前。なんですか中井サムライって。武士に所縁でもあるんですか。

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そしてたまたま撮影できた中井侍駅の時刻表。うーん、列車は2~3時間に一本。上りの終電は20時台か…。
なかなかのアクセスのしにくさから、秘境駅の一つに数えられることもあります。

さらにこの駅は長野県でもっとも南にある駅です。

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wikipedia-中井侍駅

このように、長野県の南の果て。長野県とはここでお別れです。

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中井侍駅の次の駅、小和田駅は、正真正銘の秘境駅です。

駅前には何ら施設が無く、また道路が通じていないため自動車では訪問できないことが原因。飯田線が唯一のアクセス手段であるため、警察官の巡視や郵便局員の訪問なども飯田線を用いて行われているとか。改めて、鉄道って重要な役目を担っているんだなあとため息。

また、牛山隆信著「秘境駅ランキング」では堂々の全国3位にランキングされています。逆に1位と2位はどこなんだろう。

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またこの駅は静岡県・長野県・愛知県の3県県境近くにあってその表示板も設置してあります。
列車を待つお客が完璧なまでに邪魔な位置にいらっしゃって何も言えませんが、まあこればかりは仕方ない。

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駅舎から出る道路(獣道?)はこの1本のみ。当然自動車は通行不可能です。これは正真正銘の秘境駅ですわ。

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©google maps

小和田駅周辺の航空写真です。見てくださいこの何もなさ。よくもまあこんなところに駅を作りましたね。
対岸には県道が通っていますが橋がないため結局この駅へのアクセスは不可能です。どうしても文明に接したければあとは天竜川を泳いで渡るしかあるまい。

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またまたカッチョイイ駅名の大嵐(おおぞれ)駅。おおあらしじゃないですよ。
こんな駅名がつけられるということは、ここはとんでもない嵐が頻発する危険地帯なのだろうか…。

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大嵐駅はトンネルとトンネルの間のわずかなスペースに設置されています。
このように前も後ろもすぐトンネル。何と転轍・分岐器もトンネル内にあります。そんな馬鹿な。

ちなみにこのトンネルは大原トンネルという名前で、山地をブチ抜くため飯田線で最長のトンネルです。なんと長さは5 km以上。長い。

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またまた難読駅名の水窪駅に到着。水窪駅を出ると車窓左側に怪しげな施設が見えてきます。

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どうですこの怪しさっぷり。こんな山奥に無数の電気設備が。何か過激な思想を持つ集団の研究施設のようにも見えます。

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怪しげな集団の根城ではなく、これはかの有名な佐久間発電所。最大出力が35万キロワットで日本3位の高出力水力発電所です。
天竜川の豊富な水量と湖から発電所まで133メートルもある高落差がその高出力の要因。できればダムも見てみたかった…。

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佐久間を出ると中部天竜駅に到着。
こんなんでもJR東海の直営駅で、みどりの窓口もある一大拠点です。

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中部天竜駅では7分の運転停車が行われます。ここぞとばかりに駅舎へ走るオジサンたち。
たぶん途中下車印を押したり駅の入場券を買おうとしているのでしょうが、長時間停車のたびにあくせくと駅に走るその姿は正直滑稽に見えなくもない。

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中部天竜からは再び天竜川と並行して進みます。川の中に釣り人が。あの特徴的な網を見るに、アユ釣りかな?

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上市場駅に到着。隣の出馬駅との駅間距離は0.6 kmと、飯田線の中で最短の駅間距離。都市部でも0.6 kmはなかなか見ないぞ。

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さてしばらくは見どころもなくのんびりとしていましたが、突然視界がぱっと開けて川遊びを楽しむ人々が見えました。
みなさん列車に向かって手を振っていてなかなか和みました。

さてその川遊びスポットからすぐの場所に、注目の車窓スポットがあります。左側にご注目。

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ななななんですかこのせせらぎが聞こえてきそうな風流な清流は!あの川底どうなっているんですか。

実はこの場所は鳳来峡と呼ばれており、川底が板を敷いたように見える見事な景観から国定公園に指定されています。
鳳来という名前は、飯田線の前身鳳来寺鉄道という部分にも残っています。

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鳳来峡からすぐ、湯谷温泉駅に到着。特急「伊那路」も停車する立派な温泉地です。

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長篠と聞いてピンと来る方は、小中学校で歴史の勉強をきちんとしていた人でしょう。

もちろん織田・徳川連合軍VS武田軍の長篠の戦いの舞台はここ!三段撃ちで有名なアレです。
長篠城跡も見えるそうですがよく分かりませんでした。

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昨日は小海線で小海駅を見て、今日は飯田線で大海駅を見ました。別に海の姿は見えません。
こんなんでも昔は鳳来寺鉄道と豊川鉄道の接続駅だった由緒ある駅です。

しかし気が付いたでしょうか、いつのまにか愛知県新城市に入っています。終着豊橋の影がちらついてきました。

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新城駅に到着。あ、しんじょうじゃなくてしんしろって読むのね。知らなかった。

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気が付けば線路も複々線になり、都市の香りがしてきました。
そしていかにもJR東海という車両が姿を見せると、終着は目前です。

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まもなく豊橋です。7時間近くお尻を乗せ続けたこの座席ともお別れ。世話になったな。

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次は~豊橋~豊橋~。

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16:16 豊橋 着

上諏訪を出たのが09:19。終着豊橋に着いたのが16:16。6時間57分の、飯田線の旅でした。もうおなか一杯。

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最後に上諏訪から豊橋まで遅延もなく走ってくれた車両と、その終着ホームを。飯田線の終着駅なので頭端式ホームです。

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さて、飯田線の旅は終わりました。ここからは大動脈の太い流れに身を任せるだけです。




豊橋→米原→京都




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16:32 豊橋 発 JR東海道本線 快速(米原行き)

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豊橋駅を出たこの地点は三河湾を望めるので好きな車窓です。東海道本線はここと浜名湖と富士山くらいしか見どころが無いですからね…。

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東海道新幹線と飛行機雲と。日もだいぶ傾いてきました。

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味噌カツでも食べようかと名古屋駅で降りるつもりでしたが、列車の混雑が激しいためパス。そのまま素直に米原に向かいます。

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18:40 米原 着

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18:47 米原 発 JR琵琶湖線 新快速(播州赤穂行き)

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19:44 京都 着

旅は終わりました。





以上が2017年夏に決行した信州旅行の記録です。1泊2日という短い旅程でしたが中身の濃い充実した時間を過ごせました。

鉄道路線的にも、小海線と飯田線に完乗。特に飯田線に乗れたのは大きいです。
飯田線は前半こそ地味でしたが、後半は怒涛の秘境駅連発。こりゃあ人気になるのも分かります。まだ乗ったことが無い方はぜひ。
日帰りではちょっとしんどいですが、豊橋というアクセスの容易な都市から列車が出ているのでまあ1泊もすれば気軽に乗りに行けます。

さあ信州旅行が終わりました。今回は2017夏の青春18きっぷを利用した旅行でしたが、この旅で使ったのは2回分。きっぷはあと3回ぶん残っています。
その旅行記もお楽しみに。ではまた。



・2日目のスケジュール

07:50 甲府 発
↓JR中央本線 普通(松本行き)
08:55 上諏訪 着

09:19 上諏訪 発
↓JR中央東線・飯田線直通 普通(豊橋行き)
16:16 豊橋 着

16:32 豊橋 発
↓JR東海道本線 快速(米原行き)
18:40 米原 着

18:47 米原 発
↓JR琵琶湖線 新快速(播州赤穂行き)
19:44 京都 着



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ハル

Author:ハル
旅行好きハルのゆるい日常。
旅行・写真・鉄道・読書など。アウトドア派になりたいインドア派。
 *目指せJR全線完乗*


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