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なまはげの里 JR男鹿線 関東・東北一周の旅 5日目前編 

2017.11.26 23:02|東北・甲信越
北海道&東日本パスで行く 関東・東北一周の旅 まとめはこちら

関東・東北一周の旅 5日目前編 なまはげの里 JR男鹿線
 青森→弘前→追分→男鹿→秋田

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©google maps


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おはようございます。関東・東北一周の旅5日目の朝です。いや、まだ夜です。

今日は05:45発の列車に乗るため、このような時間に起床する羽目になりました。とにかく眠い。自分でもよく起きられたなと感心します。






青森駅の国鉄時代の写真たち




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眠い目をこすりながら身支度を整え、青森駅へ向かいます。まだ朝5時ですが青森はすでに明るい。さすが夏の東北だと感心。

どうやら夜の間に雨が降ったみたいです。ここまで1日目からずっと雨から逃れるように東へ、そして北へと移動してきましたが、青森でついに雨雲に追い付かれてしまいました。
私の旅は基本、鉄道一点張りなので天候には左右されにくいですが、それでもやはり晴れてくれたほうがありがたい。

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青森駅に到着。特徴的な青森ベイブリッジとフェリーがお出迎えです。
さて私はずっとあのフェリーを、津軽海峡フェリーだと思っていました。場所的に絶対そうだろうと確信していました。

しかし実は違うのです。あれは青函連絡船メモリアルシップという記念施設で、青函連絡船として活躍した八甲田丸という船が保存されている施設なのです。
現在、青森と函館を結んでいる津軽海峡フェリーは青森駅から北東へ少し離れた場所にあります。なんという罠……なまじ青函連絡船を知っている人は絶対に騙されるでしょう。というかなんでわざわざ場所を変えたの?夜行急行はまなすが廃止された今、海峡を渡る手段として津軽海峡フェリーは候補の一つになるのですが…。

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さて昨日で旅も文字通り折り返し地点。今日からは180°進行方向が変わり、南へ。京都への帰路に入ります。
まずは奥羽本線で弘前、そして秋田へ。秋田からは日本海に沿いながら南下し続けます。

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青森駅の跨線橋には様々な写真が展示してあります。写真はもちろんかつて栄華を誇った青函連絡船。
私はもちろん乗ったことはないのですが、日本の発展を支えてきた重要な航路であり、今では郷愁の対象となっていることは知っています。

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そんな青函連絡船に引導を渡したのが、JR津軽海峡線。津軽海峡線の開業セレモニーの写真も貼ってありました。昭和63年3月13日。
当時は大変な驚きをもって受け止められたのでしょう。海の下を列車が走るなんて!

そんな津軽海峡線も今では新幹線が走るようになりました。大和型戦艦と並べて無駄の極みだと罵られた青函トンネルも、今では北海道と本州を結ぶ極めて重要な交通手段になっています。

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かつての青森駅の写真も展示してありました。このように青森駅は海へ大きく突き出した格好になっており、列車から連絡船への乗り換えが考慮された実用的かつユニークな構造になっています。
というか、なんか噂では、乗客だけでなく列車そのものもフェリーに積み込んだとかなんとか。さすがに眉唾でしょう。まさかね?

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さて昔を懐かしむのもこの辺にして、旅に戻ります。JR青森駅4番線。





青森→弘前→追分




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05:45 青森 発 JR奥羽本線 普通(弘前行き)

奥羽本線といえば、関東・東北一周の旅3日目中編で福島から山形まで乗った、あの奥羽本線です。ここにきての再登場。

なお始発列車ということもありますが、乗車率はお察し。

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津軽新城駅を過ぎたあたりですが、奥に見える山に見事な雲がかかっている様子が見えました。

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拡大したのがこちら。朝靄の中、山が雲に覆われる非常に幻想的な風景でした。

宮脇俊三氏も常々「日本的風景とはつまり水蒸気にある」と、天候の悪い日の山の景色を絶賛していましたが、言いたいことが少し分かりました。水墨画のような色のない景色の魅力を感じました。

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さて弘前市に近づくと車窓右手に非常に特徴的な山が見えてきました。青森県の最高峰「岩木山」です。標高は1,625 m。その見事な山容から津軽富士とも。
教科書に載りそうな成層火山です。しかも周囲は平らな盆地であり高い山がない独立峰のため、物凄く目立つ山です。頂上からの景色はまさに絶景らしい。

その岩木山の頂上付近にも雲がかかり、より山肌の滑らかさが強調されているようにも見えます。一押しの車窓スポット。

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撫牛子(ないじょうし)駅に到着。難読駅名というか地名です。
牛の子を撫でるというなんかほのぼのした様子が連想されますが、由来は不明だそう。

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06:25 弘前 着

私は長い間、弘前をひろまえと読んでいました。いや、前をさきと読むのは、イメージは出来ますが、普通読めんでしょう。

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さて次の列車は4分後という好接続。快速秋田行きです。弘前から秋田まで直通する有能な列車。

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06:29 弘前 発 JR奥羽本線 快速(秋田行き)

構成はロング+クロスのセミクロス。しかし列車の前部と後部で構成を分けるのはよく見ますが、ロングシートとクロスシートを左右で分けるのはなんか落ち着かない。
向かい合わせよりはいいですが…。

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しかしまあガラガラで気分はいい。こういう列車の中の様子も写しつつ窓越しに風景を写すと、なかなか味のある感じに写りますね。田舎のローカル線という雰囲気が伝わるかと。

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さて青森県といえばリンゴに尽きる。すべてがリンゴに支配されているとお考えの人も多いでしょうが、車窓からもちゃんとリンゴの果樹園が見えます。
しかもかなり鮮やかな赤なので目立ちます。こういう名産が車窓から見えたりすると非日常を味わえて楽しいですね。

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この辺で、東北の日本海側の鉄道網を紹介しておきましょう。基本的に奥羽本線は内陸部を通ります。
日本海側を通るのは五能線と羽越本線の役目。私も男鹿線に寄り道してから、羽越本線で日本海を眺めながら南下します。

この旅ではスケジュールの都合上、五能線には乗ることが出来ませんでした。いつか乗りたいと思っています。それも冬に。

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さて弘前を出るとすぐにかなり古い跨線橋と駅舎が見えてきます。これはJRではなく、私鉄の弘南鉄道
ちょっと平成28年とは思えないほど古いです。昭和時代にタイムスリップしたかのよう。ここまで古いと、老朽化というよりアンティークという言葉が似合ってきそう。

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wikipedia 弘南鉄道

弘前周辺の鉄道路線図はこのようになっており、この大鰐線と弘南線が、弘南鉄道の全てです。奥羽本線の及ばない地域をわずかに結ぶだけの弱小私鉄ではあるのですが、何とか頑張ってほしいと思うのは別に判官贔屓というわけではありません。

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碇ヶ関駅に到着。なんかかっこいい名前なので撮ってしまいました。碇という字は錨と同じ読み・同じ意味。某アニメの主人公の名前でもあります。

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これまたいい感じの橋が見えたので撮影。ちょっと場所の特定は困難ですが、たぶん鉄道の橋ですよね。もしかして弘南鉄道かも?

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京都でおなじみ大文字焼きがあんなところに!
性格の悪い京都人なら「大文字焼?知りませんなあ。五山の送り火なら知ってますが」というところですが。

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大舘に停車したあたりで意識を失いました。まあ今日は超早起きだったので…。
私が寝ている間に列車は進行方向を西へ変え、山間の谷を一気に駆け抜け、日本海側へと進みます。
そして私が目を覚ますと、驚きの光景が展開されていました。

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一面全部、黄金色の水田!

おそらく八郎潟の横、大潟村あたりかと思います。google mapで見るとまさに一面田んぼといった航空写真なので。

わたしは盆地在住の人間なのでいつも視界に山がある風景が普通です。しかしここは地平線の先まで全部田んぼで、地形に高低差というものがありません。
北海道ならともかく内地でこんな雄大な景色が拝めるとは。青森県、侮れぬ。いやもう秋田県か。

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08:26 追分 着

雄大な田んぼに見とれていると追分駅に到着。同名の駅は全国にありますが、その多くが鉄道の分岐点になっています。
ここ秋田の追分駅も例に漏れず、奥羽本線から分岐する男鹿線(おがせん)の起点駅になっています。

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さて私が追分駅で降りた理由はもちろんこの機会にJR男鹿線に乗っておきたかったからです。本来始発駅である秋田駅から乗りたかったのですが、列車の接続の関係で起点駅からの乗車に。
駅には五能線やその五能線を走る有名な観光列車が紹介されていました。乗りたいなあ、と思っていると

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その噂の列車が入線してきました。もちろんみなさんご存じ、JR五能線を走る快速リゾートしらかみ1号です。

列車の詳しい説明は実際にリゾートしらかみ号に乗ったときにしたいと思いますが、とにかくJR五能線を走る観光列車で、3種類の編成があります。
緑のブナ青の青池赤のくまげらの3種類。ボックス席や展望室などがあるまさに観光列車で、鉄道ファン以外にも人気の高い列車です。

(2018.5追記。2018年の年末年始にかけて実施した「京都から鉄道で北海道へ」で、このリゾートしらかみ号に乗ってJR五能線を完乗することが出来ました。いやあ、夢のような時間だったよ)

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そのリゾートしらかみ1号は追分駅で旅客扱いを行います。写真で分かる範囲でも数人が乗車。

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ちなみにこの編成はブナ編成です。確かに橅という字が見えます。

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さて男鹿線の列車の時間まではあと30分あります。暇なので駅舎に入ってみましょう。
駅では東北本線・仙山線・陸羽西線の遅延・運休のお知らせが。こういう鉄道旅の際に列車運休を食らうとシャレにならんです。
幸い今まで私は列車運休・移動手段なし、という憂き目にあったことはありませんが、大小の遅延は日常茶飯事。まあ列車ホテルに泊まったことはないので、運がいいほうでしょう。

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せっかくなので追分駅の駅舎も撮影しておきました。田舎の駅、といった風情で悪くない。
しかし駅前なのに周囲は栄えているとは言えませんね…。




追分→男鹿




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さて、列車の発車時刻が近づいてきたのでホームに戻ります。ちょうど列車が入線して来ました。

列車の側面に恐ろしげな鬼の顔が描いてある通り、JR男鹿線の沿線は秋田県の名物なまはげの住処(?)とされています。なまはげといえば秋田県が連想されますが、何を隠そうこの男鹿半島が本場なんです。

そのため男鹿線は男鹿なまはげラインの愛称も。ちなみに今更ですが男鹿は「おが」と読みます。「おじか」ではないので注意。

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09:00 追分 発 JR男鹿線(男鹿なまはげライン) 普通(男鹿行き)

座席はロングシート。途中駅からの下車ですがこの通りガラガラ。

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天王駅に停車。このように駅名標にもなまはげがあしらわれています。そこまでプッシュしなくても。

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男鹿線は男鹿半島の沿岸部スレスレを通ります。車窓から海が見えるほど近づくわけではないですが、この2つの橋の向こう側は日本海。
なので海側からの強風が結構強いらしく、防風林が整備されているそうです。この写真でも奥のほうにチラっと見えています。

またこの辺りは某北の独裁国家の工作員が上陸する地点としても有名。人気がないことに加え、身を隠しやすい防風林が多いためとかなんとか。

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09:38 男鹿 着

40分弱で終着男鹿に到着。短い盲腸線です。ということでこれでJR男鹿線は完乗。

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意外なことに、男鹿駅ではそこそこの人数が下車していきました。全員がきちんと男鹿に用事がある人たちなのでしょう。私のような客では無い客は皆無でした。

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帰りの列車までは45分ほど時間があるので、駅の外に出てみました。ちょっとお城みたいな立派な駅舎。

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駅の外にもなまはげの像が設置してありました。まだこの像は青銅(?)製なのでかわいいもんですが

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こ、これは……。

こっちの像は無駄にリアルに作ってあって、ちょっと放送禁止レベルで怖いです。
そもそもなまはげはかわいいキャラクターではなく、「鬼」ですらかねえ。夜に見たらチビりそうです。

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駅前には男鹿の観光案内が。
男鹿半島は日本海にちょっとだけ突き出た小さな半島なのですが、なかなかどうして見どころが多いです。
寒風山やゴジラ岩など。特にゴジラ岩はマジでゴジラに見えますね。これは見てみたい。

そして日本海側全般に言えますが、海に沈む夕日は絶景。私は水平線に沈む太陽ってまだ見たことないんですよね。

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一通り駅の周りを歩いたので待合室でのんびり。今日の最高気温が表示されています。
この旅は2016年の9月に実施したものなので、関西はまだ夏です。その29℃の関西から22℃の東北に来ると、涼しいを通り越して少し肌寒く感じました。

ちなみに今この旅行記を書いているのは2017年11月下旬。最近の最低気温は0℃~7℃くらいですが、昼間の最高気温は20℃近くまで上がります。
今年は異常気象(毎年言っているような)とはいえ、京都の11月と青森の9月の最高気温がほぼ同じなんですから、その寒さが分かるかと。

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10:24 男鹿 発 JR男鹿線 普通(秋田行き)

さっき乗ってきた列車に乗り、男鹿とはさよなら。
追分まで戻り、追分からは奥羽本線に入って秋田へ向かいます。

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11:23 秋田 着

秋田に来るのはこれが初めて。これで東北6県はすべて制覇!
見えているのはもちろんE6系秋田新幹線こまち号。なんか米のにおいがしそうな新幹線ですな。

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しかし秋田から東京まで乗り換えなしで短時間で移動できるとはすごい時代です。秋田に新幹線を通す気になった人も、本当に開業させてしまったJRもすごい。

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秋田駅は予想に反して大都会でした。まあさすが県庁所在地といったところですか。




秋田駅に到着したところで5日目前編はここまで。
前編では男鹿線に寄り道しましたが、後編では一切寄り道せず南下し続けます。雄大な日本海を眺められる羽越本線をお楽しみに。

5日目 後編へ続く



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プロフィール

ハル

Author:ハル
旅行好きハルのゆるい日常。
旅行・写真・鉄道・読書など。アウトドア派になりたいインドア派。
 *目指せJR全線完乗*


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