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京都鉄道博物館へ行ってきた

2018.05.15 22:19|関西・北陸・中国
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京都鉄道博物館へ行ってきた

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京都鉄道博物館は平成28年4月29日、京都市の下京区にオープンした鉄道博物館です。
京都駅から歩いて行ける近さにありながら、中身は結構充実しているとのこと。私の家からも近いので、行ってみることにしました。

行ったのは5月の下旬。オープンからまだ一か月経っていない新品ピカピカの状態です。







京都駅→東寺→ 梅小路公園




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さて天気は快晴です。まだ5月だというのに、真夏かと思うような暑さです。歩いているだけで汗が滴り落ちて意識がぼんやりしてくる、そんな暑さでした。

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ついでにこちらも京都駅から歩いて行ける東寺に寄ってきました。中に入るのは拝観料が必要なのでスルーしましたが、庭から東寺の五重塔が見えました。
木の葉の向こう側に見える塔というのもなかなかいい雰囲気。

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さて東寺から京都鉄道博物館のある梅小路公園を目指します。あんまり暑いので気温を見ると……32 ℃……?まだ5月下旬ですよ…?

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というわけで徒歩数分で梅小路公園に到着。この辺はあんまり詳しくないですが、広々とした公園になっているほかいろいろと施設もあるとか。

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ええと、これが総合案内所?
最近は北海道旅行記編集のため初冬の北海道の写真ばかり見ていたので、初夏の緑がまぶしい。

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梅小路公園で有名なのは京都水族館でしょう。入場料が高いので入場はしませんが、ロビーに入って少し涼みます。外はもう人間が歩けるような気温ではないです。

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梅小路公園を横断する形で10分くらい歩いて京都鉄道博物館に到着。ガラス張りの立派な建物です。なんか無駄に尖ってる。

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入場券は券売機方式です。一般で1,200円、大学生で1,000円なので割と安いほうですよね。
特に小中学生などは500円という良心的な価格なので、鉄道に興味があるお子さんなどを連れて行ってあげるのも良いですね。




京都鉄道博物館へ




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さて入場です!いきなり蒸気機関車といかにも古そうな電車たちがお出迎え。
右なんか懐かしい湘南色じゃありませんか!

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また、入り口には初代0系新幹線も安置してあります。
私は新幹線と言うと200系や300系を思い浮かべる世代で0系新幹線には乗ったことも、たぶん見たこともないのですが、それでもやはり新幹線と言えばこの0系を思い浮かべる人は多いでしょう。
最高速度210 km/hは当時としては驚きをもって迎えられたはずです。今では少し野暮ったく見えるデザインも、当時は最先端の科学技術の結晶だったはずです。

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さてさらに奥に進んで行きます。正面に見覚えのある車両が見えてきました。あれは…!

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寝台特急トワイライトエクスプレスで使われたEF81形機関車です。特徴的なパンタグラフからディーゼルではなく電気機関車であることが分かります。

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こちらは在りし日の札幌行きトワイライトエクスプレス。京都駅で撮影したものです。

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こちらはトワイライトエクスプレスのラストラン。金沢・富山に向かう最中にすれ違った時の写真です。あれがもう3年前。懐かしいなあ。

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トワイライトエクスプレスの食堂車にはダイナー「プレアデス」の名前が付けられていました。プレアデスとはおうし座の散開星団すばるのこと。

結局一度も乗ることも食堂車に入ることも出来ませんでした。当時はお金が無かったので仕方ないですが、悔やまれる話です。

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ホームからトワイライトエクスプレスを見ている気分になれます。

さてここまでは屋外に展示してある車両ばかりですが、ここからはいよいよ本館となる建物の中に入っていきます。

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本館に入っていきなり3車両がお出迎えしてくれます!順にみていきましょう。

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まずは一番左、500系新幹線。特徴的な流線形のボディが有名で、いまだにファンも多い車両です。
博物館に展示してあるためなんだかもう引退してしまった車両のように思うかもしれませんが

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いまだに500系新幹線は現役バリバリです。いやバリバリというのは少し言いすぎましたが、今でも山陽新幹線のこだま号として余生を送っています。
写真は九州旅行5日目のJR九州 小倉駅にて。

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続いては寝台特急「月光」です。車両は国鉄583系電車。いわゆる「月光型」で有名ですが、月光は世界初となる電車寝台特急であったことが特筆されるべきでしょう。

運転区間は新大阪~博多間の山陽本線を結んでいたそうです。山陽新幹線博多開業の影響で廃止されましたが、以前は九州に至る重要な寝台特急でした。

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最後は特急「雷鳥」です。国鉄485系電車はかなり有名なのでご存知の方も多いでしょう。特にこのクリーム色を見ると国鉄を思い出す方も多いのでは。
特急雷鳥は名前で気づくと思いますが、今でも現役で活躍している特急サンダーバードの前身です。北陸本線に入って大阪から富山までを結んでいました。

余談ですが、実はこの国鉄485系電車はつい最近(2週間ほど前)まで定期運用されていました。いわゆる糸魚川快速です。
これによって485系電車の定期運用は本当に終了。あとは臨時列車として走っているらしいです。

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さて京都鉄道博物館では列車の展示だけではなく、資料の展示もかなり多いです。
特に写真2枚目の日本の鉄道の発展の歴史を学べるコーナーは非常に興味深く印象に残りました。

まっさらの鉄道が無い状態から、さて我が国のどこにどう鉄道を敷設するのか?

これは非常にやりがいのある仕事であったと思います。
まだ日本が途上国であり、しかしこれからどんどん発展していこうという活気とパワーにあふれていた時代。緩やかに衰退していく現在の日本しか知らない世代からすると何とも言えない気持ちになります。

1890年当時の鉄道の建設状況を見てみると、まあやはり新橋-神戸の東海道本線や仙台までの東北本線はすでにあったんですね。
その他はまだまだ空白ですが、北海道や九州の一部では私設鉄道の建設が始まっています。

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うわ、これは昔の京都駅ではないですか。オシャレですねえ。今の京都駅も悪くはないですが、やっぱりこういう歴史を感じられる昔ながらの建物の良さにはかないません。
ちなみにRTOとはRAILWAY TRANSPORTION OFFICEの略であり、GHQの下部組織です。鉄道司令部とでも訳すんですかね。

ということはこの写真は戦後の写真なんですね。2代目京都駅は本土空襲には耐えたわけですか。
まあ京都は原爆の投下予定地になっていましたし、もし投下されていたら京都駅も木っ端微塵、今この記事を書いている私も存在していなかったでしょう。

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懐かしのヘッドマークたちも展示してあります。一度でいいからこういう列車たちに乗ってみたかった………。

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再び話は日本の鉄道史へ。昭和62年の国鉄廃止、JR発足当時に書かれたであろう文章が彫られた記念碑(?)が展示してありました。

昭和62年3月31日24時0分現在 国鉄全線で事故発生の報告なし 日本国有鉄道は全ての列車運行を無事故で確実に各会社に引き継ぎ ここに鉄道事業の役割を了える



この文章にはなかなかグッと来るものがありますが、あれから30年。各地のJRは厳しい状況に晒されていますが、この時の気持ちを忘れずに頑張ってもらいたいものです。そして鉄道ファンは列車に乗って、お金を落としましょうね。

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さて再び建物内の展示を見て回ります。これは昭和の駅を再現した模型。ちゃんと改札やホームまで再現されていて、タイムスリップした感覚を味わえます。

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こちらは列車を下から眺めることが出来たり、パンタグラフを操作して電線に接触させたりすることが出来ます。京都鉄道博物館オープン時によくマスコミが取り上げていたので知っていることもいるでしょう。

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ちなみに下からの様子はこんな感じ。このアングルは整備士さんしかまずお目にかかれないでしょう。

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あ、この列車はよく知ってますよ。なじみ深い221系です。東海道線からは引退しましたが、今でも奈良線や山陰線で快速などとして使われています。

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221系の運転台に入ることが出来ました。普段はここに入ると逮捕されるので、なかなか貴重な体験。

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そろそろお昼時なので食事を、と思い館内に作られている食堂に来ましたが、この混雑。ダメだこりゃ、少し時間をおいてまた来ましょう。
オープンから一か月経っていませんので大変な賑わいです。

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懐かしいパタパタ式の列車案内表示器もありました。寝台特急はやぶさ西鹿児島行き…。なんと甘美な響きでしょう。
今でこそ新幹線で日本全国どこでも行けるようになりましたが、寝台特急や急行列車が全国各地を結んでいた時代も羨ましいなあ。

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ベッドが展示してありました。たぶんこのベッドって、駅員さんの仮眠用のものですよね?
だとするならばこのベッドは空気で膨らんで強制的に寝ている人をたたき起こすシステムが採用されているあのベッドだと思われます。
古今東西、寝ている人間を起こす方法には皆頭を悩ませている様子。ちなみに私はアラームを4個セットしています。

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その血も涙もないベッドの後ろには駅員さんの一日が紹介されていました。
朝9時に出勤して、みどりの窓口やホームでの案内、改札などの業務がいったん終わるのが23時。
そして解放されるのかと思いきや仮眠です。6時間ほど仮眠して、早朝から駅の営業開始準備、また改札業務。そしてようやく9時にすべてが終わり業務終了。

なんですかこのブラック業務は。24時間勤務とか確実に倒れます。
いやまあキチンと労働時間が守られて賃金も支払われているのであればブラックでは無いですが……私にはとても真似できません。頭が下がる思いです。




SLスチーム号




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さて京都鉄道博物館の目玉の一つに、実際に走っているSL 蒸気機関車を見られるということがあります。早速外へ出てみましょう。
あ、ここははるかや山陰線から見える機関車庫じゃないですか。

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と思っていると早速噂のSLがやってきました。煙を噴き上げて警笛を鳴らしながら走るその姿に感動。
たぶん私、蒸気機関車が実際に走っている姿を見るのは初めてです。やはりロマンの塊だなあ。お客さんは煙でえらい目に合うんでしょうけど・・・。

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そのSLの横を221系電車が通過していきました。山陰線です。運が良ければ山陰線の車内から走っているSLを見ることも可能でしょうね。

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列車の名前はSLスチーム号。安直なネーミングだと思います。
ちなみにこのスチーム号には実際に乗ることが出来ます。別料金がかかって抽選(?)になるかも知れませんが、とにかく乗れます。

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さてどこかからか走ってきたSLは中央の台に移動し、クルクルと回り始めます。
この仕組みは転車台と呼ばれ、列車の進行方向を変える際に使われます。昔の蒸気機関車は当然進行方向が決まっており今の電車みたいに頭から入ってお尻から出るみたいなことは不可能だったので、たぶんこの転車台が大活躍していたのでしょう。

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転車台で回転中のSL。機関室後部には大量の黒い石のようなものが見えます。やっぱりあれ石炭ですよね。いやあ凄いなあ。

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さて回転してお尻から脇の線路に入ったSLは水の補給を行います。なるほど蒸気機関なのでスチームを作るために大量の水が欠かせないのでしょう。

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水を補給した機関車は私の目の前を通って再び転車台へ。横から間近で動いている蒸気機関車を見るとちょっと痺れるものがあります。純粋にカッコイイ。

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そしてしばらく休憩するSL。黒い煙が高々と上がり、これぞ蒸気機関車という風格。

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さてしばらく外に出てSLを見ているだけで熱中症になりかけましたので、広場の隅にある休憩スペースで休みます。昔の列車を休憩スペースに改造したもので、ありがたいことに冷房付き。ひんやりとした車内で食事をすることもできます。私も持ってきた飲み物やお菓子を食べながらのんびり。

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機関車庫の後ろを通って建物に戻るときに通った場所です。たぶん昔の駅を再現しているのかな?とてもいい雰囲気でした。イメージ的にはJR日光線の終着日光駅に似ているかも。

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さて再び本館に戻ってきました。これ面白くないですか?左が現代の駅、右が昔の駅を再現しています。
当然昔の駅には自動改札機などというものはなく、駅員さんが手動できっぷに鋏を入れていました。今でもそういうところは残っているんですが、今はハンコですよね。鋏を使っているところはまあ見ませんね。

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当時は列車の発車時刻や行き先表示なんかも文字で書かれていたんですねえ。
そしてその行き先の華やかなこと!米原・明石・姫路はいいとして青森・上野・直江津・糸魚川・富山・金澤・新潟などなど。

長距離直通列車というのはいいですねえ。今でも青森に行こうとすると京都→東京→青森と乗り換えを強いられるわけで、そういう意味では退化しています。

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昔の駅の駅員さんの詰め所?です。機械もマルスも無しによくどうやって指定券の発行などをしていたのやら…。

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ちなみに左の現代の駅の上にある列車案内表示ですが、実はこれ本物です。JR京都線と琵琶湖線の本当の列車の時刻を表示してあります。面白い趣向。

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お次は鉄道に関する書籍のコーナー。まあ予想通り、私の愛読書である宮脇俊三氏の本も紹介されていました。この人の本は読んでいるだけで旅に出たくなるのでオススメです。

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昔の食堂車で出された食事を再現したものも展示されていました。特急富士の洋食メニュー。
洋食とはいえ串に肉と野菜が刺されたバーベキュー方式。でも美味しそう。
一方和食のほうはちょっとおかずがスカスカじゃないですかね?

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一通り館内を見回ったのでテラスに出てみました。遠くには今朝見た東寺の五重塔も見えます。

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京都鉄道博物館のすぐ脇をJR京都線が通っているので列車を数多く行きかっています。写真は新快速に抜かれる特急はるか。まあはるかはのろいことで有名なので…。

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こんな感じの広い休憩スペースなどもあるので、家族連れでも休めると思います。食事も取れますし。

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よく運転指令が見ている謎の表示も展示してありました。どうやって見たらよいのか私には分からないのでアレですが、列車の衝突や事故を防ぐ重要な施設です。

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少し時間が経ったので食堂に舞い戻ってきました。お昼時はもう過ぎているので何とか座れるスペースを確保できました。
注文したのはラーメン。まあ、ありがちなラーメンでした。(笑)

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さてもうすべて見回ったので出ましょうか。最後にお土産屋さんを冷やかします。
お土産屋さんの場所がちょっと分かりづらくて迷いました。出口付近にあるんですよね。私などは一回迷って出口から外に出てしまいました。

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終わりに500系の滑らかなボディを。美しい……。




以上が京都鉄道博物館に行ってきた記録です。予想以上に楽しめましたね。名古屋のリニア鉄道館よりも楽しめました。
地元にこういう施設が出来たのは嬉しいです。また行ってみたいですね。



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ハル

Author:ハル
旅行好きハルのゆるい日常。
旅行・写真・鉄道・読書など。アウトドア派になりたいインドア派。
 *目指せJR全線完乗*


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