FC2ブログ

企画展「海底の戦艦大和」 廃止直前のJR三江線+呉訪問 2日目後編

2018.05.30 21:13|関西・北陸・中国
JR三江線+呉のまとめはこちら

廃止直前のJR三江線+呉訪問 2日目後編 企画展「海底の戦艦大和」
 呉→広→三原→岡山→姫路→京都




©google maps


さて中編その2では有名な大和ミュージアムを訪問、戦艦大和の1/10模型や零式艦戦62型などを見学しました。

後編は今回の三江線+呉訪問の最後の旅行記。呉線を経由して京都へと帰ります。








企画展「海底の戦艦大和」







さて、今度は企画展にやってきました。戦艦大和や零戦艦戦が展示されているのは「常設展」です。一方でその時々で展示される内容が変わるのが「企画展」

私が訪れたときの企画展は「海底の戦艦大和」と題して、沖縄特攻の際に坊ノ岬沖海戦で撃沈され、今でも海底に沈んでいる戦艦大和に関する展示が行われていました。

なお、常設展と企画展は別料金です。料金は以下の通り。

常設展+企画展:800円
常設展のみ:500円
企画展のみ:400円

両方入れる券を買ってもたった800円なので、どうせなのでそちらを買うことをおススメします。



大和に限らず、太平洋には多くの日米の艦船が今でも海底に沈んだままです。
例えば太平洋戦争で過酷な消耗戦が繰り広げられたガダルカナル沖は、何十隻もの船が沈んでいる事からアイアンボトム・サウンド、鉄底海峡として有名です。

この海域に沈んでいるのは戦艦「霧島」「比叡」、重巡「古鷹」、駆逐艦「暁」「綾波」「吹雪」「夕立」などなど。



こちらが戦艦大和の最期の証言。
戦艦武蔵が魚雷20本以上・爆弾20発近くを被弾しながら戦い続けたという驚異の防御力を見せたことを戦訓に、大和への攻撃では左舷に集中して魚体を撃ち込んだことはよく知られています。

「左舷に2発の魚雷が命中。注排水装置の右舷タンクは満水であるため乗員の脱出を待たずに、右舷の機械室、缶室への注水を発令しました。」

ううむ…。



こちらが在りし日の戦艦大和をCGで再現した写真。おそらく坊ノ岬沖海戦の際の再現かと思われます。



そしてこちらが、今なお海底に沈んでいる戦艦大和の本物の写真です。最新の潜水調査で撮られた写真となります。
大和が沈んでいる場所は北緯30度43分 東経128度04分。鹿児島と沖縄を結ぶ線上から北西に離れた地点となります。



暗い海底の事なので何が何やら分かりません。そこで海底の大和の様子を示した模型が展示してありました。おおよそ、大和の艦体は2~3個に分裂しています。

中央の3つの塊の一番右が艦尾部分。4本のスクリューのうち3本は破壊されずに残っている様子が分かります。
残る1本はというと、艦尾部分の下にあります。海底に突き刺さっているのがそれ。



海底の様子だけではなく、大和に関する様々な資料が展示してあります。順に見ていくこととしましょう。





まずは戦艦大和の戦闘詳報。本物を複製して作られました。ここここれはとんでもなく貴重なものでは…?

詳報を読むと大和を中心に輪形陣が敷かれていることや、変針の様子、攻撃を受けている様子などが手に取るように分かります。
特に一番最後、「右艦尾ヨリSB2C(ヘルダイバー)数機、急降下ニ入ル」など、非常に臨場感のある詳報となっております。





続いては連合艦隊伝令作第607号。こちらも複製ですが非常に貴重な文書になっています。
朱色で「軍機」という印が押してあるのがなんとも非現実的。

これは戦艦大和の特攻を指示する内容です。



その連合艦隊伝令の有名な一文「Y日ヲ八日トス」を生で見ることが出来て感動です。

伝令に書いてある通り、Y-1日、つまり4月7日に大和は豊後水道を南下しています。そして7日正午ごろにはアメリカ軍機の攻撃が開始され、14時23分、転覆、大爆発となりました。
内地から日本本土すぐの沖縄にまでさえたどり着けない状況。制空権と制海権のすべてを奪われていたのでもはや絶望的な状況でした。



さて、以上で大和ミュージアムの見学編は終了です。大和の模型や零式艦戦などを見学できた常設展、そして大和の潜水調査に関する企画展のどちらも大変満足できる内容でとても楽しめました。さらに、たいへん勉強になりました。

今回は時間が無いので説明文などはさらっと流してしまいましたが、いつかちゃんと読みたいなあ。



大満足だった大和ミュージアムともこれでお別れ。これだけ楽しめて入館料800円は安すぎです。ぜひ皆さん訪れてくださいね。



というわけで徒歩でJR呉駅まで戻ってきました。これで今回の旅行の主な目的は終了。京都へ帰還します。

しかしただ帰るだけではモッタイナイ。そこで、今回は未乗車のJR呉線を経由して帰ることにしましょう。





呉→広→三原→岡山→姫路→京都






さて呉線は広島県の海田市駅から三原駅までを結ぶ路線(なんと幹線!)ですが、実際は広島駅を起点駅として運用されます。

列車の運用的には「広島~呉~広」「広~三原」の2系統に分かれます。広島から広までは快速「安芸路ライナー」が運用されるなど列車の本数も多いんですが、広~呉は各駅停車のみ、列車も1時間に1本など、冷遇されています。



15:04 呉 発 JR呉線 安芸路ライナー(広行き)

列車は広島管区でよく見る赤いアレ。一応RedWingという良く分からない愛称が付けられています。



15:14 広 着

呉から広まではわずか10分。ちなみに途中駅である呉から乗ったため広までの10分は立ちっぱなしでした。しかし広島と広ってややこしいです。



15:22 広 発 JR呉線 普通(三原行き)

JR呉線と言えばやはりこれ!瀬戸内海の景色が楽しめる点ですよ!

並走する山陽本線はほとんど山の中・田んぼの中を走るので意外と海が見られないんですが、その点海沿いを行く呉線では穏やかで明るい瀬戸内の海を堪能できます!



そのJR呉線沿線の名物的な景色がこちら。カキの養殖です。
こういうその土地その土地の景色が車窓からちらっと見えるのが列車旅の醍醐味。ああ、いいもんだなあと思います。



列車は風早に到着。いい名前の駅なんで写真に撮っておきました。某人気漫画の主人公が思い出されます。



風早の次は安芸津に到着。西武池袋線に同じ読みの秋津という駅があるので要注意。
もっとも安芸津は文字通り安芸の津。秋津はトンボの別名です。



ちょっとお天気が微妙なので暗い感じの写真になってますが、ご覧のように海が近い!本当は綺麗な瀬戸内海が楽しめるんですよ!
ちなみに中央の大きな橋はご存知しまなみ海道。しまなみ海道を横目に見ていると列車は終着駅に到着します。



16:50 三原 着

広から三原は1時間半でした。これでJR呉線は無事完乗。
呉線は短い区間に見えてなかなかボリュームがあります。しかし車窓の楽しいこと!沿線には呉もあるし、おススメできる路線です。
いつも山陽本線ばかり乗る人も、たまには素敵な呉線に入ってみて下さいね。



良く分からないタコも歓迎してくれています。



さて三原まで来ればもうだいぶん帰ってきた感じがあります。あとは消化試合。列車が遅れないことを祈りながら山陽本線の太い流れに身を委ねるのみです。



17:11 三原 発 JR山陽本線 普通(岡山行き)

山陽地方にありがちな全身黄色の列車がやってきました。割と混んでいてげんなり。何とか席には座れたのが幸い。



19:06 岡山 着

まあ暗くなってしまったので特にご紹介することもありません。うとうとしている間に終着、岡山に到着。



19:17 岡山 発 JR山陽本線 普通(姫路行き)

この岡山から姫路が長いんですよ。1時間半も特徴のない、しかも混雑する列車に乗るのは私と言えど苦痛。
特に今日みたいな疲れているときは、新幹線ワープしてやろうかという気にもなってきます。



20:41 姫路 着

やっと姫路まで着きました。ああ疲れた。別に特徴のない路線でも空いていれば快適なんですが、岡山~姫路間はかなり混雑するのでねえ…。





20:54 姫路 発 JR神戸線 新快速(米原行き)

今回の旅最後の最後の列車はお馴染み新快速。姫路から京都まで乗り換えなしで速達してくれる有能な列車です。
ちなみに姫路駅を出たときは写真のようにガラガラだったんですが、ちょうどこの日は神戸ルミナリエの開催されていた日でありまして、途中駅から見物客が大量に乗車してきました。

しかし新快速は起点駅から乗るとそれほど混まずに、ちゃんと座れるのも嬉しい。後は岡山まで延伸してくれたら言う事ないんですけどねえ。



22:29 京都 着

京都に到着。7時間ほどかけて呉から京都まで帰ってきました。
日帰りではちょっとしんどい時間と距離感ですが、片道ならば余裕です。今回も青春18きっぷでお得な旅をすることが出来ました。これで今回の旅は終了です!





ということで今回の三江線+呉 旅行記はこれで終了です。
今回は列車旅的に言うとJR伯備線、JR木次線、JR三江線、JR芸備線、JR呉線などに乗車。
観光的に言うと大和ミュージアムや潜水艦あきしおなどを見学出来たという、1泊2日にしてはかなり内容の濃い、充実した旅行が出来ました。

この旅行記を書いている今(2018.5)、JR三江線はすでに廃止されています。非常に悲しい鉄道路線の廃止ですが、これからも全国津々浦々に残った未乗車路線に乗っていかなくてはという思いを新たにしました。冗談ではなく、田舎のローカル線などいつまで残っているか分かりませんからね。

次はどこに行こうかなあ。





最後に今回の旅がどのくらいお得に出来たかの検証をしておきましょう。

【1日目】
京都→備後落合:5,940円
備後落合→江津:3,020円

計:8,960円


【2日目】
江津→呉:5,620円 ※
呉→京都:6,260円

計:11,880円

(※江津-三次間の三江線が廃止されており運賃の計算が出来ないため、山口線経由の場合で運賃を計算しています。)

青春18きっぷ1日分は2,370円なので、1日目は6,590円、2日目は9,510円オトクに乗車することが出来ました。
1日目も2日目も14時間ほど列車に乗りまくった結果、かなり過激な結果になりました。特に2日目は途中3時間ほど呉観光をしてなお11,880円という運賃。
これは青春18きっぷ5回分の料金とほぼ同じです。これを2,370円で移動できるとは、さすがと言わざるを得ません。


ではこの辺で今回の旅行記は終了としたいと思います。また次の旅行記で。


最後に2日目のスケジュールを。

05:53 江津 発
↓JR三江線 普通(三次行き)
09:21 三次 着

09:28 三次 発
↓JR芸備線 普通(広島行き)
11:14 広島 着

11:30 広島 発 3番線
↓JR呉線 安芸路ライナー(広行き)
12:03 呉 着


15:04 呉 発
↓JR呉線 安芸路ライナー(広行き)
15:14 広 着

15:22 広 発
↓JR呉線 普通(三原行き)
16:50 三原 着

17:11 三原 発 
↓JR山陽本線 普通(岡山行き)
19:06 岡山 着

19:17 岡山 発
↓JR山陽本線 普通(姫路行き)
20:41 姫路 着

20:54 姫路 発
↓JR神戸線 新快速(米原行き)
22:29 京都 着


トップに戻る

にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ
にほんブログ村
関連記事

テーマ:国内旅行
ジャンル:旅行

コメント

非公開コメント

09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
プロフィール

ハル

Author:ハル
旅行好きハルのゆるい日常。
旅行・写真・鉄道・読書など。アウトドア派になりたいインドア派。
 *目指せJR全線完乗*


旅行記まとめはこちら


・JR乗りつぶし状況(2018.6.3時点)
・紛失したスマートフォンをJR大船駅に届け出てくれた方へ

最新記事

カテゴリ

最新コメント

訪問者

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる