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青春18きっぷでJR越美北線(九頭竜線)に乗車

2018.10.06 22:06|関西・北陸・中国
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青春18きっぷでJR越美北線(九頭竜線)に乗車
 福井→九頭竜湖→福井→敦賀→京都






さて前編では北陸本線で福井まで移動。福井市内をちょっと観光したのち、JR福井駅に戻ってきました。
後編ではJR越美北線に乗車、終着駅であるJR九頭竜駅まで行って九頭竜線の完乗を目指します!








越美北線へ (福井→九頭竜湖)






そんなわけで再びJR福井駅に戻ってきました。
高架駅、広い島式ホームとまるで新幹線のようなプラットフォームが特徴的です。いずれここに北陸新幹線が乗り入れるわけですもんね。
狭軌を標準軌に敷き替えるだけでそのまま新幹線の駅として使えそうです。

さてそろそろ越美北線のホームに向かいましょうか……ん?



まさかの大混雑。

いや、正確には大混雑というほどではないですが、まだ出発10分前だと言うのにすでに10人以上のお客が並んでいます。しかも私の後ろからも次々とお客が現れる尋常ならざる事態。
越美北線などという地味な路線に乗る人など私くらいしかいないと油断していましたが、これは一体…。

完全に出遅れた格好になった私ですが、問題は列車の車両数ですよね。3両は期待してませんが、2両だと結構混雑しそうですねえ。



お、列車が来ました……ってまさかの1両かよ!!!
すでに20人ほどが並んでいます。これで1両はキツイぞ・・・・・。



列車の側面にはONOと書かれています。これはOh,No!でも小野でもなく、越美北線の中心都市「越前大野」のことを示しています。

「天空の城」越前大野城の城下町として栄えた越前大野は越前の小京都と呼ばれ、結構な旅客需要があるとかなんとか。それでこの混雑ですか。こっちはド田舎のローカル線だと思って乗りに来ているのでちょっと面喰いました。



お陰様で列車はこの混雑っぷりです。これ途中駅から乗ると座れなかった可能性もありました。越前花堂ではなく福井から乗って良かった…。
ちなみに座席はロング+ボックスのセミクロス。前方がボックスシートの配置で、私はボックスにありつけました。



12:50 福井 発 JR九頭竜線(越美北線) 普通(九頭竜湖行き)

福井駅を出た列車は高架を降りると、貨物がゴロゴロ積んである場所に差し掛かります。

さてここでいきなりですが、越美北線の起点駅が一体どこなのか、という疑問についてご紹介しましょう。
普通に考えれば北陸本線から分岐する越前花堂が起点駅だと考えがちですが、実は国鉄時代は違いました。それでは福井駅?違います。



国鉄時代、越美北線の起点駅は実はこの南福井駅でした。たぶん福井県民でも、南福井駅は聞いたことがないでしょう。なにしろ貨物駅ですもん。

九頭竜線の起点駅が南福井駅ということはつまり、国鉄時代、南福井-越前花堂間は北陸本線との重複区間でした。これは全国に数か所しかない珍しい区間です。



列車は越前花堂駅に到着。はなどうではなくはなんどうなので注意。

なおJR発足後の現在は、この越前花堂駅がJR越美北線の起点駅と変更されました。しかし今でも、越美北線の越前花堂駅は北陸本線の越前花堂駅とは離れた場所に設置されており、この駅は南福井駅構内の扱いとされているという小ネタもあります。奥に見えるのが北陸本線の越前花堂駅なわけですな。

まあどこからがその路線なのかという話は乗っている人には何の関係もない話だと思いますが、私のようなJR全線完乗を目指す頭のおかしい人には重要になってくるわけです。





元帥海軍大将か外務大臣のような名前の駅に到着したところで、JR越美北線について簡単に紹介しておこうと思います。

JR越美北線はもともとJR越美線という名前になるべくして生まれた路線です。越は越前だとしてがどこを示しているかというと、高山本線・太多線の濃太田駅です。
つまり東北の路線にありがちな、駅名と駅名を繋いで生まれた路線名であり、越前と中部を結ぶ路線として計画された路線です。

そして国鉄にありがちな通り、越美線の北側、つまり越前側と、越美線の南側、つまり美濃太田側の両方から線路の建設が始められました。
それぞれ、越美北線と越美南線です。線名に北や南が付くのは大概このパターンです。あの三江線も、かつては三江北線と三江南線に分かれていました。まあ今では丸ごと廃止されてしまいましたが。



三江線の場合は北と南から線路を作って幸いなことに両者が接続されて晴れて三江線となりましたが、越美北線の場合は、北は九頭竜湖。南は北濃まで建設されたところで力尽きて、そのまま放置されました。

そして平成30年現在、越美北線は越美線になれないまま、九頭竜湖までで打ち切りとされる哀れな路線となっています。
まあ越美南線に至ってはJRからも見放されて、第三セクターの長良川鉄道となっているので、あっちよりはマシというべきかもしれません。



そんな可哀想な路線ですが、のどかなところを走るいい路線ですよ。なんかゆったりした気分になってきます。これで混雑が無ければねえ。

全面展望からもわかる通りもちろん非電化です。非電化のほうが景色に架線が入らなくて見る分には快適です。



こちらが越美北線の概要です。北陸本線から越前花堂で分岐して、中心駅は越前大野。
ウネウネと曲がり、まさに龍のような線形です。





何の変哲もない単式ホーム1面1線の駅ですが、駅名を見るとハッとすると思います。

一乗谷駅。もちろん戦国大名朝倉氏ゆかりの地です。姉川の戦いや金ヶ崎の退き口で浅野氏ともども有名なあの朝倉氏が拠点としていた場所こそこの一乗谷です。
一見地味な場所ですが、北陸や美濃方面を睨むことのできる交通の要所だそうで。こうして鉄道が敷かれていることからもその利便性は分かります。真の田舎には鉄道など敷かれませんもんね。



一乗谷からは足羽川と並走して東へ進んできます。





さてせっかくなので、宮脇俊三著「時刻表2万キロ」を見てみましょう。氏も国鉄全線完乗の際にこの越美北線に乗車しています。こうして今乗っている路線に関する本を読むのはいいものです。

ちょうど列車が美山駅に到着しましたが、お客はほとんど降りず。当時はこの美山ももっと栄えていたんでしょうか。



列車は計石駅に到着。はかりいしと読みます。
珍しい駅名なので由来を調べてみましたが、「地元の農民が穀物や作物の重さを計るのに適した石があったことによる」という、何のひねりもない話が紹介されていました。





列車が越前大野駅に到着すると半数以上のお客が下車して、列車はかなり静かになりました。さすが大都会、越前大野市です。

ちなみにこの越前大野駅から九頭竜湖駅間で、列車交換できる駅はありません。スタフ閉塞になっています。
これまた余談ですが現在スタフ閉塞式を採用している路線は札沼線と名松線のみ。全国で三か所しかない珍しい閉塞方式です。





越前田野駅に到着。2015年の1日平均乗車人員は、ゼロ人です。

ゼロ人て。





越前大野まではのどかな田園風景といった感じなんですが、徐々に谷に突っ込んでいきます。勝原駅の手前では怪しげなダム(?)も見られます。このダムが見えると九頭竜湖までもう少し。



川はすでに九頭竜川に変わっています。
ちなみに見えている道路が美濃街道。信長は朝倉氏にここを通って美濃に抜けられることを嫌ったようです。





14:20 九頭竜湖 着

勝原からなが~~~~い下山トンネルを経て九頭竜湖に到着。福井駅からはぴったり一時間半でした。
これでJR越美北線は完乗!!!




恐竜の住む九頭竜湖駅






終着、九頭竜湖駅から先に線路はありません。
本当はこの先、美濃太田まで線路が続くはずだった…と考えると少し寂しい気持ちになります。





九頭竜湖駅はログハウスのような外観で、中も木材を多用した暖かい作りに見えました。こんなローカル線の終着駅にしては破格の豪華さ。夜とか普通に寝れそうです。



九頭竜湖駅では意外なことに、かなり人の気配を感じました。何やら人が集まっているようです。行ってみましょう。



!?





いきなり恐竜が現れてかなりビックリしました。どうやらJR越美北線の終着駅九頭竜駅は、道の駅「九頭竜」と併設して作られているようです。

しかもこの恐竜動くんですよ。かなりヌルヌル動くんですよ。ぜひ一度見てもらいたいですね。恐竜博物館に行かずとも、九頭竜線に乗れば恐竜に会えます!!



九頭竜湖の駅名標と線路を一緒に撮ってみました。人を映さずに撮影したので、かなり寂しい感じに映りました。終着駅らしい寂寥感とどこか懐かしさを感じる写真に出来上がり、結構お気に入りです。





九頭竜湖→福井→敦賀→京都







14:35 九頭竜湖発 JR九頭竜線(越美北線) 普通(福井行き)

折り返しの列車で福井に戻ります。九頭竜湖の滞在時間はわずか15分でした。達者でな。



行きとは反対側に座ったため気が付いたんですが、この辺はなかなか見事な峡谷っぽい景勝です。これは九頭竜湖から出発してすぐの場所の、進行方向右側の車窓です。





柿ヶ島駅はちょっと高台にあって見晴らしが良かったです。
越前薬師駅かどこかかちょっと覚えていませんが、駅の敷地内に白馬が繋がれていて驚きました。
周りには人の気配が無かったですが、駅で飼われているわけでもあるまいし。



16:03 福井 着

福井駅に戻ってきました。これで旅は終了。あとは日常へと帰ります。





16:46 福井 発 JR北陸本線 普通(敦賀行き)

福井からは敦賀、京都へと。帰りは琵琶湖線経由で帰ることになりましたが、虎姫のあたりで日が暮れてきました。駅名と相まっていい雰囲気。

京都着は19:42 でした。




ということで本編はここまで!

今回は福井市内をちょっと観光したのち、未乗車路線であったJR越美北線に乗車しました。
これにて関西圏の未乗車路線は東海道新幹線(京都-新大阪)のみとなりました。

今回かかった運賃を紹介しておきます。

京都→福井:2,590円
福井→九頭竜湖:1,140円
九頭竜湖→福井:1,140円
福井→京都:2,590円


合計:7,460円

青春18きっぷ1回分は2,370円なので、5,090円ぶんお得に乗れました。

同じルートを往復するという芸のないコースでしたが、朝8時出発、20時前に帰宅というスケジュールの割には結構乗れたような気もします。

ではまた次の旅行記で。

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Author:ハル
旅行好きハルのゆるい日常。
旅行・写真・鉄道・読書など。アウトドア派になりたいインドア派。
 *目指せJR全線完乗*


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