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日田彦山線の代行バスに乗って夜明駅へ+ゆふいんの森に遭遇 JR九州完乗の旅1日目後編

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ハル
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JR九州完乗の旅1日目 後編 日田彦山線の代行バスに乗って夜明駅へ+ゆふいんの森に遭遇
 添田→夜明→添田→小倉→佐賀




©google maps

1日目中編ではJR香椎線、JR篠栗線、JR後藤寺線、JR日田彦山線などに乗車。まずは博多の東側から攻めていく作戦です。

後編では引き続き日田彦山線に乗ります。乗りますが、あいにく列車は不通になっています。そこで代行バスに乗っていきます。









添田→夜明 (JR日田彦山線)





さて1日目中編では日田彦山線の列車に乗って添田駅に到着したところまででした。
本来、添田駅は日田彦山線の終点駅でも何でもありません。それなのに何故こんなところで強制的に列車を下ろされるのか?

その理由は2019年6月現在、JR日田彦山線が運休・運転見合わせになっているからです。



この運休は、2017年7月の九州北部豪雨の影響です。福岡県朝倉市がエラいことになった映像で記憶されている方も多いでしょう。死者40人という大きな被害を出したあの豪雨で、九州の鉄道路線も大きな被害を被りました。日田彦山線だけではなく久大本線も一時運休になりました。

あれから2年近くが経ちますが、日田彦山線(添田~夜明)ではいまだに列車での運行が再開されていません。代行バスによる代行輸送が行われています。
JR全線完乗を目指す私としては代行バスは完全乗車にあたるのか?と少々気になるところですが、基本的な私のスタンスとしては、代行バスは鉄道旅客輸送そのものの代行であるからして、乗車扱いとします。列車での運行が再開されたらまた乗りに来ますとも!

(実は私がJR北海道の日高本線と根室本線に未だに乗っていないのは、これが原因です。鉄道での運行が再開されたら乗りに行ってやるよとJR北海道に圧力をかけているわけです)

詳しくはJR九州 災害に伴う運行状況のご案内について



本旅行記を書くにあたって、2016年の九州旅行の旅行記を振り返っていたんですが、まだ健在だったころの日田彦山線の写真が見つかりました。
上の写真は小倉駅で撮影した発車標です。一番右に7:00発の日田行きの普通列車があります。小倉から日田まで、日田彦山線の全線を運行する貴重な列車の記録です。



まあ列車が走ってないんだから仕方ありません。代行バスに乗りに行きましょう。
その代行バス乗り場ですが、駅の目の前ではなくちょっと離れています。
上の写真にも示していますが、駅を出て左に100メートルほど進むとバス乗り場があります。



JR添田駅の様子。円柱形の駅舎で、ちょっと郵便局っぽくも見えます。



歩くこと1分ほど。こちらが日田彦山線の代行バスです。普通の都市バスよりも小さめ。10人も乗ればいっぱいになってしまうサイズ感です。

なお時間になってバスに乗り込んだのは、私ともう一人、スーツを着たサラリーマン風の男性の合計2人だけでした。
もう事ここに至っては、私の貸し切りバスじゃ無かったことを喜ぶべきかも知れません。



14:20 添田 発 JR日田彦山線 代行バス(日田行き)

私たち2人+運転手を乗せたバスはしばらくJRの線路に沿って走ります。車窓はいたって平穏。どこにも災害の爪痕なんか見えません。
なんだ、これならサクッと線路を直して列車を走らせろよ、と思っていた矢先です。





がけ崩れの現場が登場しました。それも1箇所や2箇所ではありません。10や20箇所、そういう単位でのがけ崩れです。

川を見ると堤防が決壊して土嚢が積んである現場。ガードレールが折れ曲がり、道路が陥没して工事中だったり。遠くの山では地すべりが起こったかのように木がなぎ倒されています。

左右を見渡して、いたるところに災害の痕跡が残っていました。う~ん、想像以上に厳しい様子でした。2年たってもこれか…。これでは鉄道の運行ができないのも無理はありません。直さなきゃいけない数が多すぎる。



さて代行バスは列車の代行であるからして、ちゃんと鉄道駅に寄ります。
写真は日田彦山線の主要駅、JR彦山駅です。白い壁に赤い屋根がよく映えて、田舎の小学校のような風格がありました。誰も乗ってこないし誰も降りないけどね…。



彦山駅を出ると代行バスはにわかにエンジンを震わせ、山道に入ります。道路はグネグネと曲がり、まさに峠越えという恰好です。

ところで今回の九州旅行は暖かくなってきた2月に決行したわけですが、1点心配事がありましたなんかね、山を見ると景色が黄ばんでるんですよ。赤茶色というか。



紅葉かな?と。そんな暢気なものではありません。これ全部花粉です。山にはしこたま花粉を貯めこんだ杉が待ち受けているのです。

覚えていらっしゃるかは分かりませんが、2019年春の花粉は、異常なレベルでした。花粉情報が「危険」とか表示されるレベルです。

幸いなことに私は花粉症ではないんですが、常人でも多量に花粉を吸いこむと花粉症になる恐れはあります。そのせいで九州旅行中ずっとマスクが手放せませんでした。花粉症になったらどうしようと戦々恐々としていました。



とはいえ里山の景色は綺麗です。いかにも星が綺麗に見えそうで、たまにはバス旅もいいなあと思ったり。





15:17 夜明 着

添田駅から1時間弱ほどバスに揺られ、夜明駅に到着です。バスを降りたのは私一人だけでした。





夜明駅を探検





夜明駅は日田彦山線と久大本線の接続駅です。特急が停まらないので前回の九州旅行の際にも訪れたことはないんですが、そのカッコイイ駅名は昔から知っていました。
よあけですよ。夜明。どんだけカッコイイんですか。山陰本線の夜久野駅に匹敵するカッコよさです。

幸い駅には私だけでした。せっかくの貸し切り状態なので、夜明駅を探検してみたいと思います。



早速駅舎の中に入ってみます。なかなかシックな感じに仕上がっています。木が多く使われていて窓からは明るい日差しが入る暖かい印象でした。

左上のほうにおめでとうとありますが、これは前述した九州北部豪雨で久大線も一時不通になったことを示しています。
2018年7月14日に久大本線は全線で運行を再開しました。それでも1年かかっています。豊肥線が熊本地震でもう3年以上運休になっている今、久大線が走らないと九州の東と西が完全に分断されてしまいます。



お次は駅舎の外です。まずは駅名標。う~ん、いい駅名です。
駅名標には久大本線の目玉的な列車である特急ゆふいんの森号が描かれています。私まだ実物を見たことがないんですよねえ。



夜明駅にはキャッチフレーズが展示してありました。

「太陽を手招く夜明」

まあ意味はよく分かりませんが、シンボルマークは良いですね。月と夜風に揺れる稲穂かな?細かい話だけどこの月の書き方だと月齢ではなく月食になるんだけどなあ。



細かい話はともかく、私、夜明駅を大変気に入りました!
写真から伝わるでしょうか?めっちゃいい雰囲気なんですよ!

駅には私一人、人工の音はなく風の音や葉のこすれる音だけ。
鉄道ファンの中には秘境駅ファンもいますが、その人たちの気持ちが少しわかりました。夜明駅はすっごくいい雰囲気でした。



そしてたまに列車が通っていきます。写真の列車は2016年春に私も乗った、特急ゆふ号です。
本当はゆふいんの森に乗る予定だったんですが、窓口氏に無表情に「満員です」と言われて叶わなかった思い出。あの頃は知らなかったんだけど。ゆふいんの森って凄く人気のある列車なんですよね。前日に行ったところで指定席が取れるわけがありません。



この何の変哲もない跨線橋も、夜明駅だと凄く良いものに見えてきます。屋根がないのが良いよね。
せっかくなので登ってみます。



跨線橋を上ると意外に見晴らしのよい景色が広がっていました。
左側には悠々と流れる川と赤い橋が見えます。あの川は三隈川。三隈というと・・・某重巡洋艦と関係はあるのかな。

久大線の線路は正面奥から左に曲がっていきますが、右に伸びていく線路があるのも分かるでしょうか。
これこそ私が代行バスで乗った、JR日田彦山線の線路です。夜明駅は日田彦山線の終着駅です。夜明という旅情ある名前でしかも終着駅……イイ!



跨線橋からの眺めが思いのほか良かったのでしばらく黄昏ていると、私の下を通って列車がやってきました。
見るところ久留米行きの普通列車ですが、停車したまま動きません。待ち合わせかな?と思ってしばらく眺めていると…





まさかの特急ゆふいんの森のお出ましです。これ全くの偶然です。度肝を抜かれました。
「えっ・・マジか!!!」ってちょっと声が出ましたもん。



久大線は単線なので、このように列車交換が可能な駅で待ち合わせが行われます。偶然ゆふいんの森との待ち合わせを見られてラッキーでした。
ミーハーと言われようが、ああいうカッチョイイ列車は一度は乗ってみたいですよね。



さて、素敵な夜明駅ともそろそろお別れです。どうでしょうか?駅名標の横に小さなベンチ。なんかいろいろなストーリーが浮かんできそうな光景ではないでしょうか?





夜明→添田→小倉→佐賀





15:57 夜明 発 JR日田彦山線 代行バス(添田行き)

って!また代行バスに乗るんかい!と。いやいやこれは熟考に熟考を重ねた末なんですよ。

当初、代行バスで夜明駅までたどり着いて、そこから久大線に入って久留米に出るつもりでした。だってそれが自然じゃないですか。
でもそうすると、どう時刻表をこねくり回しても叩いてみても、日田彦山線の田川後藤寺~小倉間を乗り逃してしまうんです。これには参りました。どうあがいても絶望。詰みです。

どうしたものかと悩むこと3日3晩。滝に打たれていた時(嘘です)はっと閃きました。代行バスで戻ったらいいんじゃね?と。



いやあ、代行バスで逆走するという発想はなかった。まさかこれが唯一の正解ルートだったとは。

ちなみに帰りのバスは私のほかに5人ほどのお客さんがいました。全員が地元のオバチャンといった様子。乗り物が地元の人にちゃんと利用されているのは嬉しい光景です。



しかし沿線風景はやっぱりボロボロ。こういうちょっとした法面崩壊なんかは数十か所見ました。

日田彦山線、どうなるのかなあ。現実問題として災害が廃線のきっかけになるケースって凄く多いんですよね。何とか勘弁して貰いたいですがJR九州もローカル線を多く抱えているので、厳しいのかなあ…。



16:59 添田 着

17:12 添田 発 JR日田彦山線 普通(小倉行き)


さて、無事に出発地である添田駅に戻ってきました。ここからは巻いていきます。



18:34 小倉 着

はい、小倉駅に到着です。爆睡していました。
いや、途中まではちゃんと起きてたんですけどね。あまりにも特徴のない風景が続いて、気が付いたら寝てました。てへ。

ともかくこれでJR日田彦山線は全線完乗です!



18:43 小倉 発 JR鹿児島本線 区間快速(荒尾行き)

さてこれで本日のスケジュールは終了です。あとはただの移動。本日の宿泊地、佐賀まで移動をします。



20:39 鳥栖 着

21:07 鳥栖 発 JR長崎本線 普通(早岐行き)




21:35 佐賀 着

というか、私小倉から佐賀まで移動ってサラッと言いましたけど3時間もかかりました。
ただでさえ今日は4時起床。16時間ほど飛行機や列車やバスに乗っているわけで、もうヘロヘロです。さっさとホテルに入って一刻も早く寝たい。

しかし今日はどうしても佐賀まで来る必要がありました。初日からハードスケジュールでしたが、ここで無理して佐賀まで来ておいた努力が、2日目に生きてくるわけです。





駅ナカのミスドで夕食を買ってからホテルにチェックインです。
本日のお宿はアパホテル〈佐賀駅前中央〉。佐賀駅から徒歩3分という好立地なのになんと4,180円でした。最高です。

なに?こんな夜遅くに砂糖と脂質の塊であるドーナツを食べるなど正気ではない?ぐぬぬ正論だけに何も言い返せない。





はい。ということで1日目後編はここまでです。この日はかなり疲れたのを今でも覚えています。そりゃ16時間も乗り物に乗れば疲れて当然です。
後編ではJR日田彦山線を完乗。とってもいい雰囲気の夜明駅も堪能できました。

2日目前編は早起きです。早起きして佐賀県に残る未乗車路線、JR唐津線とJR筑肥線に乗ります。


最後に1日目のスケジュールを乗せておきます。この日はキツかった・・・。

05:45 京都 発
↓JR京都線 特急はるか1号(関西空港行き) 
07:10 関西空港 着

08:30 関西空港 発
↓ピーチ・アビエーションMM153便 (福岡空港行き)
09:50 福岡空港 着

10:38 福岡空港 発
↓福岡地下鉄空港線(筑前前原行き)
10:44 博多 着

11:00 博多 発 
↓福北ゆたか線 快速(直方行き)
11:13 長者原 着

11:16 長者原 発
↓JR香椎線 普通(宇美行き)
11:35 宇美 着

11:42 宇美 発
↓JR香椎線 普通(香椎行き)
11:56 長者原 着

12:14 長者原 発
↓JR福北ゆたか線 快速(直方行き)
12:44 新飯塚 着

12:49 新飯塚 発
↓JR後藤寺線 普通(田川後藤寺行き)
13:10 田川後藤寺 着

13:46 田川後藤寺 発
↓JR日田彦山線 普通(添田行き)
14:00 添田 着

14:20 添田 発
↓JR日田彦山線 代行バス(日田行き)
15:17 夜明 着

15:57 夜明 発
↓JR日田彦山線 代行バス(添田行き)
16:59 添田 着

17:12 添田 発
↓JR日田彦山線 普通(小倉行き)
18:34 小倉 着

18:43 小倉 発
↓JR鹿児島本線 区間快速(荒尾行き)
20:39 鳥栖 着

21:07 鳥栖 発
↓JR長崎本線 普通(早岐行き)
21:35 佐賀 着


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Posted byハル

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