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いさぶろう・しんぺいに乗って日本三大車窓「えびの高原とJR肥薩線」へ JR九州完乗の旅4日目中編

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ハル
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JR九州完乗の旅4日目中編 いさぶろう・しんぺいに乗って日本三大車窓「えびの高原とJR肥薩線」へ
 吉松→人吉→吉松




©google maps

4日目前編ではJR九州完乗の旅はお休みしてJR肥薩線の普通列車に乗って吉松まで到着しました。

中編では今回の旅最大の見せ場です。あの!日本三大車窓に乗りに行きます!









吉松→人吉 (しんぺい号)





11:49 吉松 発 JR肥薩線 しんぺい2号(人吉行き)

というわけで、人生2回目のJR肥薩線の乗車です!列車はもちろんしんぺい号

基本的に、私は1度乗った路線はそれで満足して、二度と乗りに来ることはありません。
しかしこうして再び乗りに来た。それだけで肥薩線が素晴らしい魅力のある路線であることの証左です。



じゃあ指定席も取ってあることだし、自分の席に座ろっと………は!?席が違うぞ!?

そう、3日目後編でもチラっと言いましたが、川内駅で窓口氏に作って貰ったきっぷは、実は間違った切符でした。



しんぺい号の座席はこのようになっています。奇数番号のAとDが右側の窓側です。それはいい。
ただ私が作ってもらったきっぷは、D席でした。つまり進行方向とは逆向きです。列車が進む向きとは反対の、後ろ向きに座らされる目になります。これはひどい。

先輩窓口氏「気を付けないと逆向きに座ることになるよ」

窓口氏「あっ…そうか…えっとだから……」

せっかく先輩窓口氏が気を付けるべき点を教えてくれたのに!もう!!!!



結局、私は何も見なかったことにし、平然と指定された席とは違うA席に座りました。
アテンダントさんが車内改札に回って来たんですが何も言われなかったので、セーフです。

今回は1つのボックスが全部私の貸し切りだったので、席を移動出来たので何も実害は無かったのですが、窓口氏にはマジで気を付けて貰いたいです。こっちは往復で1040円払ってるわけだし、わざわざ全車ほぼ指定にしてるんだからさ…。

余談ですがしんぺいといさぶろうには、数席だけ自由席があります。ありますが5席くらいな上にロングシートなので、素直に指定券を取ることを強くお勧めします。多分この自由席は地元の人用なので、旅行者が使うのは望ましくありません。



窓口氏のせいで脱線しました。肥薩線の旅行記に戻りましょう。今回も復員軍人の慰霊碑はしっかり発見できました。

とは言っても、肥薩線の乗車記録は2016春の九州旅行2日目でかなり詳しく書いています。
今回は2回目ということもあるので、前回の旅行では見られなかった部分をメインに紹介していくことにします。



まずは真幸駅に到着です。真の幸せと書くので大変縁起が良いと人気の駅です。今回も1回だけ鐘を鳴らしておきました。



前回ご紹介出来なかったのはコチラ!山津波の記念(?)石です。
小さく見えますが重さは実に8トン。車並みのサイズがあります。昭和47年の土砂崩れではこんな岩がゴロゴロと転がってきたそうです。恐ろしすぎるでしょ。



いさぶろう・しんぺいですが、47DCという文字が見える通りキハ47形を魔改造して作られた車両です。
ああ、またこのアングルでしんぺい号を眺められるとは!古代漆色が眩しい。

あれ?3年前の旅行記を読むと47DCではなく、140DCと書かれています。いつの間にか変わったのかな?



せっかくなので真幸駅の外観も。先ほどの嘉例川や大隅横川もそうですが、歴史のある駅というのはそれだけでもう貴重な存在です。
今でこそ静かに余生を過ごしている真幸駅ですが、一体どれだけのドラマがこの駅で生まれたんでしょう。



なんちゃってスイッチバックではなく、本物のスイッチバックをこなして、列車は高度を上げて次の駅へ向かいます。
いよいよ日本三大車窓は目前です。



これが日本三大車窓!!えびの高原とJR肥薩線!!霧島連山!!!


アカン!また霞んでる!3年前の旅行で来た時も霞んでいてよく見えなかったんですよね。
アテンダントさんも「今日は残念ながら霞んでいますが……天気よいときは桜島も~」と苦笑交じりでした。



列車は次の矢岳駅に到着です。こんなんでもかつては急行「えびの」の停車駅でした。相変わらず駅舎は素晴らしい。横に開くタイプの扉なのがいいよね。



矢岳駅は標高536 mと、肥薩線で最も標高の高い地点です。
蒸気機関車ではこの勾配を超えるのは大変で、かつては矢岳越えとして難所と呼ばれた場所でした。蒸気機関車より出力の高いであろうキハ47もエンジンを震わせて登っていきます。



矢岳駅ではD51蒸気機関車が静態保存されています。デゴイチです。かつてはこのデゴイチが肥薩線を走り回っていました。wikipediaの肥薩線の項目は必見です。



今回はせっかくなので運転席も覗いてみました。配管だらけ、バルブだらけで潜水艦のようです。
今でこそ鉄道の運転士は椅子に座って微動だにせず、みたいな感じですが、蒸気機関の時代の運転席は灼熱地獄だったわけですよね。煙も多分凄かったんでしょう。



さて再び列車に戻ります。いさぶろう・しんぺい号はもともとキハ47だったということもあり、窓が開けられます。

その窓の先に見えるのが……





大畑駅です。ループ線の中にある駅で日本で唯一ここにしかありません。しかもスイッチバックまで完備とか、最強すぎるでしょう。

今からループ線を下って、あの眼下に見えている駅まで下りていきますよ。





そして緩やかなループ線を下り、大畑駅に到着です。

前回の旅行では撮り逃していたんですが、今回はこの湧水盆という手洗い場所をしっかり見てくることができました。
これは今ではただの置物と化していますが、蒸気機関車の時代はみな大畑駅に着くと煤で汚れた顔をここで洗ったそうです。ある意味歴史を感じられる貴重な遺構です。





ちょっとホラーのような、名刺まみれの駅構内も健在です。



こちらも前回見逃したスポットですが、大畑駅前にある石造の給水塔です。こちらは人間用ではなく、蒸気機関車用の給水塔です。

湧水盆といい給水塔といい、SL時代の遺産が今でも保存されている点が大畑駅の特徴です。
いさぶろう・しんぺい号は短い時間ですが停車してくれるので、かつての遺構を見に行くのをお勧めします。



再び列車に戻ります。終着駅が近づいてきた辺りでしんぺい号の車内の様子をご紹介します。

これがあのオンボロキハ40・キハ47に見えますか?高級洋食屋さんのようなシックでオサレな内装に仕上がっています。
いさぶろう・しんぺい号は普通列車なので、青春18きっぷなどで乗れます。こんな列車に特急料金なしで乗れるとかお得すぎますね!実に楽しい時間を過ごせます。



13:08 人吉 着

吉松からは1時間強で、しんぺい号は終着、人吉に到着です。写真には写っていませんが、人吉駅には3年前に見かけたお弁当屋さんが何も変わらず今回もいてくれて嬉しくなりました。
あのおじいさん、実は様々なメディアで紹介される結構な有名人なんですよね。人吉駅の名物になっているのでこれからも健康で頑張ってほしいです。

と、思ったら下の写真に小さく映っていました。左端のおじいさんです。



しんぺい号から降りたお客さんはみな、対岸に停まっている特急かわせみに乗り込んでいきます。
いさぶろう・しんぺいの深紅とかわせみ・やませみの深藍色が両者対照的で印象に残りました。

え?私はこの後どうするのかって?
そうね、3年前はこのまま肥薩線の川線を通って熊本まで行きましたね。




人吉→吉松 (いさぶろう号)






13:22 人吉 発 JR肥薩線 いさぶろう3号(吉松行き)

私はいさぶろう号に乗ります!!

って同じ区間を往復するんかい!と。いやだってこのまま熊本まで行ってしまうと旅程がズタズタじゃないですか。それに吉都線にも乗らないといけないので吉松まで戻る必要があるのです。
それに肥薩線は何度乗っても飽きず、楽しめる路線ですし大丈夫です!



列車は球磨川を渡河します。
球磨川を渡る際は下流方向に注目です。写真の奥のほうをズームすると石垣が写っているのが分かりますが、これ人吉城の石垣跡なのです。貴重なものですよ。



また大畑駅に戻ってきました。せっかくの記念なので別アングルからいさぶろう号を撮影しておきます。



列車は再び高度を上げてきました。お?さっきより空の霞が減ってクリアになっているような?これは日本三大車窓も期待できるかも知れません!



また矢岳駅に来ました。
駅構内もデゴイチもさっき見たので、さすがにもういいです。何か、これまで見たことのない場所を見てみたいな……そうだ、駅の外に出てみることにしましょう。



これ、駅を出て目の前の場所です。

いやぁ~~~イイ!素敵なド田舎の風景!都会からこういう田舎に来ると本当にいいリフレッシュになります。何もないけどそれがいい!





さて列車に置いて行かれては困るのでそろそろ駅に戻るか……と振り向くとコレです。
木々の間に隠れるように見える矢岳駅。ちょっと現実感のない、ものすごく淡い印象を受けました。幻のように見えました。



木漏れ日の石段を登ると、そこは確かに駅です。列車も停車しています。

なんだろうなあ。私の貧弱なボキャブラリーでは表現できないけど、今回矢岳駅の外をお散歩して良かったです。列車に乗るだけでは味わえない、肥薩線の違う景色を見ることが出来た思いです。



これが日本三大車窓!!!!ってやっぱり霞んでるやん!!!!

霞みっぷりに憮然としているとアテンダントさんに話しかけられました。

ア「いや~、今日は霞んじゃってて残念ですね~」

私「残念です~肥薩線に乗るのこれで3回目なんですけど、毎回霞んでて……」

ア「3回も!!これは4回目にチャレンジするしかないですね!!」


すみません3回のうち2回は今日乗りました実は往復してますなんか見栄張ってスイマセンデシタ。



最後は真幸駅を別アングルから。矢岳駅でも思ったけど駅のそばに大きな木があるとそれだけでグッっとイイ感じになります。



14:48 吉松 着

吉松まで戻ってきました。これにて肥薩線の旅は終了です!



ということで4日目中編はこれで終了です。

今回はまさかのJR肥薩線を吉松から人吉まで往復しました。指定券がこれだけで1040円かかったわけですが、そこは肥薩線。大満足の旅行が出来ました。
いつもとは違う視点で肥薩線の駅を見物できたのも有意義でしたね。

後編では鹿児島県に残された未乗車路線、きっと願うが叶う吉都線に乗っていきます!

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Posted byハル

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