FC2ブログ

日南線からは鬼の洗濯板が見える JR九州完乗の旅5日目中編1

0 Comments
ハル
JR九州完乗の旅 まとめはこちら

JR九州完乗の旅5日目中編1 日南線からは鬼の洗濯板が見える
 志布志→青島駅




©google maps

5日目前編ではJR日南線に乗車、志布志駅に到着したところまででした。これでめでたくJR九州は全線完乗!?

中編その1では志布志駅周辺を軽くお散歩してから、日南線を逆走して青島駅まで行きます。










志布志駅周辺をお散歩






前編では志布志駅に到着しました。人っ子一人いない駅構内を通り、早速駅の外に出てみます。

前述したとおり、私は有効な切符を所持していないので、宮崎~志布志間の2,130円をタダで乗った格好です。いいのかな?駅から出ちゃうよ?



出ちゃいました。完全犯罪達成!
志布志駅は三角の屋根が特徴的なモダンな感じ。終着駅という言葉が似あう雰囲気はありました。駅の入り口からまっすぐプラットホームが見えて停車している列車が見えるこの形、結構好き。



駅前はちょっとした広場が整備されています。ソテツの木が植えられており、いかにも南国という雰囲気が漂っていました。
ちゃんと小ぎれいに整備されていて好感が持てます。



駅から出た私の目の前を、バスが通り過ぎていきました。なんとなく行き先を見ると、都城駅!?

都城駅というと、昨日私が吉都線に乗った後に降りた駅です。志布志から都城ってそれこそ鉄道で2~3時間はかかるくらい離れているけど、そんな長距離を結ぶバスがあるなんて?と驚きました。



気になったのでバス乗り場にある時刻表を見てみると、垂水・鹿屋など涎の出そうな地名が並んでいます。
大隅半島には魅力ある地名が多くあります。特に鹿屋は、神風特別攻撃隊の基地であった鹿屋航空基地が非常に有名。一度は訪れておく必要があるとは思っています。



駅前には周辺の観光スポットが紹介されていました。
そうか、あんまり印象が無かったけど、旧ISASの内之浦宇宙空間観測所はここにあるんだったか。うわあぜひ行きたい。絶対行きたい。

今でこそ種子島が有名ですが、我々の世代にとっては内之浦射点が日本の宇宙開発の中心的場所だったんですよ。
火星探査機のぞみや工学実験機はやぶさが打ち上げられたのもココ!ペンシルロケットとかそういう世代です。



そんな大隅半島の地図はこちら。
大隅半島はわずかに日南線が残るのみで、鉄道はほぼ通っていません。鉄道の空白地帯になっています。

でも大隅半島の南部のほうとか、どうなってるのか気になるなあ。鹿屋や内之浦も観光しないといけないし、今度レンタカーでも借りて走ってみようかな、と思わせる魅力があります。



さて帰りの列車まで50分ほどあります。
そこで当てもなく志布志の町をぶらつくことにします。知らない街を当てもなくお散歩するのは楽しい瞬間。しかし第一村人の姿がいつまで経っても見えない。ちょっとしたゴーストタウン並みに人気がありませんでした。ちょっと怖くなってきた。




志布志市 鉄道記念公園へ






完全に気の赴くまま歩いていると、突然大きな公園に出ました。鉄道記念公園と書いてあります。これはいい、せっかくなので見物していきましょう。

ところで写真にも示していますが、実はかつて、志布志駅からは日南線だけではなく志布志線と大隅線という鉄道路線が伸びていました。志布志線は西都城までを、大隅線は日豊本線の国分駅までを結んでいました。
なるほど、さっきの都城行きのバスは、志布志線が廃止されてバス転換されたことで生まれた長距離バスなわけですか。

志布志線と大隅線の廃線はともに1987年。
これら路線が生き残っていれば、私は鉄道で鹿屋に行けたはずなのに!なんで廃止してるんだよチクショウ!



さて志布志市の鉄道記念公園ですが、蒸気機関車が静態保存されています。C58 112と読めます。



SLの前にC58 112号の人生が紹介されていました。
昭和14年に生まれ、昭和50年に役目を終えたらしいです。その間地球53周分のも距離を走り、お客を運び続けたわけです。今はここ志布志の地で、余生を静かに過ごしている様子。最近年のせいか、役目をはたして静かに佇んでいるSLを見ると涙腺が緩んできて困ります。

しかし地球53周分!?一台のSLがそんな長距離を壊れずに走れるものなのですね。
自動車だとせいぜい10万キロが寿命と言われています。これはたった地球2周半ぶん。
SLというものは物凄く頑丈に作られているんですね。まだ現役の間に乗ってみたかったなあ。



そんな長旅を終えたC58の後ろには、客車が連結してあります。客車が連結された状態で静態保存されているのは珍しいので、イイネ!

ん?キハ52?どう見ても客車ではなく気動車です本当にありがとうございました。
なぜ蒸気機関車に気動車が連結されているんだろう。末期はハイブリッド運転でもしたのかなあ?



鉄道記念公園の広場でしばしSLを眺め、志布志駅に戻ってきました。
相変わらずお客さんの姿は一切見えないけど、駅内部に設置されている観光案内所の人が掃除を始めていました。こういう人の日々の積み重ねがあるから、駅は綺麗に保たれているんだなあと感謝。



志布志線と大隅線のことを知ってから志布志駅を改めて眺めると、妙なスペースや錆びたレールもかつての遺構のように見えてきます。
今では跡形もありませんが、多分、向こう側に志布志線・大隅線用の島式ホームでもあったんでしょうね。

その頃は3路線も有する鉄道の要衝だったわけで、志布志駅はずっと賑やかだったことでしょう。その頃の志布志も見てみたかったな。




志布志→青島





09:25 志布志 発 JR日南線 普通(油津行き)


では、50分の滞在を終えて志布志から旅立ちます。志布志からは人気がなかったせいか、なんとなく寂しい印象を受けました。
しかし日南線に乗って志布志をお散歩して、まだ朝の9時半なんですね。



と思って列車に乗り込んでびっくり。いつの間にかお客さんが乗り込んでいました。その数、なんと5人!
どれだけ歩いても第一村人を発見できなかったのに一体どこから現れたのだろう。

客層は地元のおじいさんおばあさんが主体。列車が交通機関として利用されているのはうれしい。



さて帰りも海沿いを通っていきます。行きは気づかなかったけど、本当に海岸スレスレを通っています。ちょっとした大波が来たら列車も波をかぶりそうな近さです。



10:35 油津 着

志布志から1時間ほど、途中の油津駅で列車を乗り換えます。
どうも日南線は油津駅で運転を打ち切るパターンが多いですね。それほど栄えているようには見えないんだけれども。



10:42 油津 発 JR日南線 普通(宮崎行き)

宮崎行きの列車には地元の中学生やサラリーマン風の人など、様々なお客さんで一気に賑やかになりました。
列車も2両編成だし大変な活況です。いやこんなのが活況に見えるほど、志布志は寂しい雰囲気を感じました。





さて日南線の注目するべき車窓はここからです。行きはまだ夜が明ける前で、暗くて何が何やら分かりませんでしたが……
なんだこの海岸線は!?





突然、窓の外に異形の海岸線が登場します。海岸から斜めに岩が突き出て、それが恐ろしく綺麗に平行に並び、幾何学模様を作っています。

実はこれこそ宮崎・日南線の観光名所、鬼の洗濯板です。
その名の通り鬼が洗濯をするときに利用するかのような、とても自然によって生まれた地形とは思えない、異形の地形です。



ちょっとズームしてみましたが、本当に一直線に並んでいます。一体何がどうなってこうなるんだろう。

実は今回の九州旅行を立案する段階で、鬼の洗濯板のことを知り、実際に近くから見てみたいと思ったのです。
そこで今から、九州旅行最初で最後の途中下車をします!鬼の洗濯板を間近で見られる、なんなら実際に歩ける、そんな観光スポットへと向かいます。



11:36 青島 着

油津から50分ほど、青島駅に到着です。普通にあおしまと読みます。うっかり油断するとチンタオと呼んでしまうので注意。
この駅は観光スポット「青島」の最寄り駅で、実は結構有名な観光名所なのです。私のほかにも多くのお客さんが下車しました。





青島駅には跨線橋が無いので、都会ではありえないことに線路に降りて横断します。
でも遮断器すらないので危うく列車に轢かれそうになりました。JR北海道でも遮断器くらいはつけてくれるのに!




この辺で5日目中編1は終わりとします。中編1では志布志の町を練り歩き、再び日南線に乗って青島まで到着しました。

中編その2では途中下車して青島へ向かいます!あの異形の鬼の洗濯板を実際に歩ける青島観光をお楽しみに。

トップに戻る

にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ
にほんブログ村
関連記事
ハル
Posted byハル

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply