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初めての九州特急「にちりん」で大移動 2016春 九州旅行2日目 前編 

2016.05.08 01:44|九州・四国・沖縄
九州一周の旅 まとめはこちら

九州旅行2日目 前編 初めての九州特急「にちりん」で大移動
 小倉→宮崎→隼人
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① 温泉街とヤシの木揺れる別府湾
② 石灰岩カルスト地形
③ 役目を終えたリニアモーターカー実験線
④ 穏やかな日向灘
⑤ 南国の香り漂う宮崎
⑥ 大戦中の機銃掃射の跡が残る大隅横川駅
⑦ 日本三大車窓「肥薩線 霧島連山とえびの高原」
⑧ ループ線の途中にスイッチバックがある日本唯一の駅大畑
⑨ 日本三大急流球磨川を満喫
⑩ 静かな山中を抜ける宗太郎越え








発車まで




06:00 ホテル

おはようございます。九州旅行2日目の朝です。
とはいえ昨日は九州への移動日だったので、九州旅行そのものは今日が1日目。
今日は6時39分発の列車に乗るのでそこそこ早起きをしました。それでも遅いほうですが。(詳しくは3日目の起床時間)

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ホテルのロビーで無料サービスのコーヒーを飲みながら今日の予定を確認します。
こういう優雅な時間を楽しめるのは旅の醍醐味ですね。早起きってやってみると良いものです。

窓から見えているのがJR小倉駅。ほんと駅近で助かりました。

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早朝のJR小倉駅。澄んだ空気で気持ちよい空模様です。

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昨日は人で溢れていた小倉駅の連絡通路も、この時間はさすがに閑散としています。

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今日はこれから06:39発のJR日豊本線 特急「にちりん3号」宮崎空港行きにて一気に南下、宮崎へと向かいます。

九州の地理に詳しくない方(少し前の私がそうでした。地理を学ぶ一番の方法は現地に足を運ぶことですね)にはピンと来ないと思いますが、小倉~宮崎間というのは実に340 km離れています。

340 kmというのは京都から北は糸魚川、東は静岡、西は広島の手前まで。この長距離を「にちりん号」は5時間弱かけて結びます。

この運行距離は特急列車としてはかなり長いなぁと漠然と思っていたのですが、調べてみてびっくり。このにちりんの派生「にちりんシーガイア号」が在来線、定期昼行の最長距離を走る特急列車です。かなり長いとは思いましたが最長とは。

さてそろそろ発車時刻です。ホームに向かいましょう。

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ホームで待っているといよいよにちりん号が入線してきました。特急に乗ったのは昨年夏の北海道以来。すでにこの時点でドキドキワクワクが止まりません。

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車両は黒いボディのJR九州787系電車。6両編成でした。「TSUBAME」のロゴも。
この787系電車は特急「きらめき」「有明」「(一部の)かもめ」「きりしま」など、広汎に用いられている車両で、今回の九州旅行でもたびたび目撃しました。

そして今回はこの「にちりん号」の、なんとグリーン席に乗車します。6回使える指定席・グリーン席の権利を、開幕から行使した格好となります。
5時間も乗車するので、快適な車両でゆっくりのんびり、ということですね。


では早速人生初のグリーン車に足を踏み入れましょう。

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さすがグリーン車。機能的かつ高級感溢れる通路です。贅沢な空間の使い方をしてますね。

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なっ、なんですかこれ。個室?
列車に個室があるとか常識の範囲外で驚きの一言。間違って寝台列車に乗ったのかと思いましたよ。

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こちらがグリーン車内の様子。1車両に15人とは、さすがグリーンです。う~ん贅沢。

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これが5時間おしりを乗せることになるグリーン車のイスです。
とってもふかふかでした。何時間乗ってても疲れることのない快適な設計です。

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発車までまだ時間があるので隣の指定車にお邪魔してきました。こちらも十分快適な設計になっていますが、やはりグリーン車を見た後だと見劣りしますね。


などと車内を探検しているうちに、発車の時間になりました。


いよいよ九州一周旅行、スタートです!




小倉→宮崎




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06:39 小倉 発  特急にちりん3号(宮崎空港行き) グリーン席

旅行に出ると、その土地の空気に接せられる鈍行・普通列車の雰囲気がとても良いものに感じられます。地元の方言なども聞こえてきて旅情が高まるものです。
一つ一つの駅にこまめに止まっていくのもまだるっこしくもあり、また良いものでもあります。

特急列車はそのような地元密着という匂いは無いですが、快適なことに変わりはありません。無事に乗り換え出来るか、座席に座れるか、という心配事を考えずに、ゆったりと車窓を楽しめます。

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にちりん3号のグリーン券です。
こういう乗車券の類っていいですよね。いい記念になります。ましてや特急のグリーン券ですから。そう簡単には入手できません。

ちなみにこのきっぷ、乗車券と一緒に正規の運賃で買うと
なんと10,220円 です。
ハッピーバースデー九州パスが20,000円ちょっとなので…ううむ。

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中津駅が近付くと日も昇ってきました。正面にプラズマをまき散らしたUFOが写っていますが気のせいです。オートフラッシュは迷惑な機能No.1です。

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中津駅に到着。時刻は07:14 。JR九州の駅名標は昔ながらの味があって実にイイ。

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車窓には南国っぽい植物も。あれは……シュロ?京都府立植物園であんなの見ましたよ。
気のせいか甘い香りも漂ってきました。

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なお「にちりん」という列車名は、太陽を表す「日輪」を由来としています。日向の国に向かう列車にはふさわしい名前。

その日輪を見ながら南へ。

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中津駅を出ると市街地を離れ、広々とした景色が展開されます。ちょっと北海道っぽいですね。

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USA!USA!USA!

US…宇佐からは国東半島の付け根を走行します。
国東半島を地形図で見るとかなり特徴的な半島であることに気が付きます。瀬戸内海式気候に属して、海岸線は小さな入り江と岬の連続するリアス式海岸。バイクで走ると実に楽しそうな海岸線です。

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国東半島を通過すると車窓に別府湾が展開します。これは気持ちのいい景色。穏やかな九州らしい景色が広がります。

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お散歩がてら先ほどの個室を覗いてきました。
誰もいないですね。じゃあ私が予約したらよかった。グリーン席には変わりないので、ハッピーバースデー九州パスでも予約できるでしょうたぶん。

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別府着。時刻は08:03。

温泉で有名な町、別府です。温泉街というのはどこに行ってもいい雰囲気ですが、特にこの別府では車窓から温泉の湯煙が見えてほっこり。

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別府を出ると左側にヤシの木が揺れる特徴的な車窓を眺めることができます。

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別府通過後に、後方の別府の町を撮影しました。あの抉り取られたような山は一体何があったんでしょうか。

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大分着。時刻は08:14。

大分は九州を横断する2つの鉄道路線のターミナル駅(正確には別府駅)で、また後日訪れることになりますが、今回は通過。南へ南へと進みます。

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大分駅はまさかの大都会。ちょっと気分が削がれましたが、まぁ県庁所在地はこんなもんですよね。

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途中、幸崎駅で列車の待ち合わせ のために6分ほど停車したので外に出てみました。
む、ということはこの辺は単線なんですね。

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確かに単線ですね。九州では比較的輸送量の多い路線でも、単線であることが多かったです。

対向からやってきたのは佐伯発中津行きの普通列車でした。
「特急が普通列車を待つというのは普通逆だろ!」とメモしてありました。列車交換の設備の関係なのでしょうけど。

ところで幸崎駅でスマートフォンを取り出したのですが、ここはLTEが入らず3G回線でした。なんとまあ…。

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列車の発車時刻が迫り、車内に戻るときにまた個室を覗いてきました。ふぅむ、やはり良い。
こんなところでのんびり車窓を眺めるなんて最高の贅沢でしょう。

幸崎駅を過ぎると列車は90°進行方向を変え、佐賀関半島の付け根を横断します。

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臼杵駅でグリーン車唯一の乗車客が降りましたので、グリーン車は私の専用貸し切り車両になりました。王族になった気分です。

あぁいや、そういえば…

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一番前の席にいるこの人のことを忘れていました。この人、始発駅から乗ってきて、一度も起き上がらずにずっと寝ています。
せっかくのグリーン席なのにもったいない!それともグリーン席に乗ることなど日常の出来事で、特に珍しくもない貴族なのでしょうか…。

あと、この写真はグリーン席の椅子のリクライニング具合を確認するために撮ったものです。かなり深く倒せることが分かります。
お客1人ぶんのこの空間の広さ!さすがです。

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臼杵駅を過ぎると私の好きな感じの港町が現れます。
チラッとこういう景色が見えるから、海沿いを走る路線は好きです。

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右側の車窓からは石灰岩の採石場らしき景色が見えました。
あとで調べてみましたが、場所的には八戸台と呼ばれるカルスト地形だと思われます。石灰岩景観に登録されているそうで。

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JR九州の鉄道に乗っていて感じたのは、かなりの区間で線路の横に菜の花が咲いていること。
黄色のかわいらしい花が春の訪れを感じさせます。



さて、ここから1時間写真がありませんでした。また寝落ちしていたんでしょう。昨日はドキドキして中々寝付けなかったですからね…。

ぐっ、あの有名な宗太郎越えを見逃すとは…。

宗太郎駅は、隣駅重岡駅と繋げて「重岡 宗太郎」と維新志士のような名前になるのが有名です。一目見たかったのに…。

まぁ特急列車では静かな山中の駅などぶっ飛ばして通過してしまうので、どうせチラッとしか見えなかったでしょうけど…。

それもそのはず、佐伯駅から次の駅延岡駅まで、なんと1時間以上ノンストップで走り続けます。大都市圏の特急だとまずこんなことは無いです。

ちなみに先ほど幸崎駅でLTEが入らなかったことをご紹介しましたが、ついにこの地点では圏外となりました。


圏外って(笑)

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さて佐伯駅から海に別れを告げ山線に飛び込んだ日豊本線ですが、かつての難所宗太郎越えを果たし、延岡からは再び海線となります。

この景色を見ると「あぁここは日向国なんだなぁ」という思いが強くなります。まだ冬なのに景色のこの暖かさですよ!

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日向市駅を過ぎると楽しみにしていたスポットが見えてきました。
まっすぐに伸びる高架。そう、リニア実験線です。

リニア実験線というと山梨実験線が有名ですが、昔はこの宮崎実験線でもリニアモーターカーが走っていたのです。
現に1979年12月の走行試験では、無人運転で517 km/hの速度記録を達成しました。日本のレシプロ戦闘機並みの速さです。
まあ浮いてるんだから飛行機みたいなものと言えばそうですけど…。

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現在はこのように太陽光パネルが並んでいます。
数kmに渡って延々高架と太陽光パネルが並ぶ様は異様です。

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運よく撮影できた、リニア実験線の末端です。
結構な高さにあるのでもし止まれなかったら大惨事になりそう。


リニア実験線を左に見ながらにちりん号はさらに南へ。
地図を見て気づきましたが、日向灘に沿う浜辺は恐ろしく滑らかですね。九十九里浜といい勝負をしています。連合軍に上陸されそうな地形。

ところで日向灘を見ていたら気になる景色がありました。

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これです。手前に田んぼ、奥に日向灘の海が見えます。

いや、私はずっと、稲作というのは淡水で行うもので、海に近く海水がにじみ出てくる場所では適さない、と認識していました。塩害とかもあるでしょう。

しかしこの場所では、海のすぐ傍で、まさにちょうど田植えが行われていました。

ふむ……もちろんちゃんと育つんでしょうね。新たな発見でした。

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ほんと、海のすぐそばに植えてあるんですよ。
しかし冷静に考えると、3月末にもう田植えとは。さすが南国宮崎です。

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さて、田んぼと海が遠ざかると、いよいよ宮崎駅が近づいてきます。
日本はとみに画一化が進んでいますが、やっぱり本州とは少し違うなぁ、と感じたことを覚えています。

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実に5時間に渡って過ごしたこの椅子ともお別れです。とっても快適だったよ。

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11:35 宮崎 着

もちろん、初宮崎です。晴れ渡っていてなんだか眩しかったという印象。

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ここまで連れてきてくれた特急にちりん3号です。終着駅は宮崎空港のため、彼女の旅はもう少し続きます。





宮崎→隼人



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駅舎の外には宮崎と聞いてイメージするままの景色が。
次の列車まで50分ほど時間があるので、駅の外に出てみましょう。

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う~ん、テレビで見たことあります。南国らしくていいなぁ。ちょっと海外に来たような気分になってきました。

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自己主張の激しいカラーリングの宮崎駅です。

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宮崎駅といえば、この独特の改札口が有名ですよね。

写真を見てもらえばわかる通り、駅の改札口が通路で分断されています。その分真ん中に連絡通路を通したことで、駅舎の中の移動はしやすくなっています。

その分列車を乗り換える際には、一度改札から出て、すぐ目の前の改札にまた入るという二度手間をしなくてはならなくなっています。
効果としてはどんなもんでしょうねぇ。


さて宮崎駅で少し時間がありましたので、今日の夜に乗る予定の九州新幹線のグリーン券を発行してもらいにみどりの窓口に行ってきました。

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これが九州新幹線のグリーン券!!

博多から鹿児島中央までの新幹線さくら号のグリーン券。しつこいですが新幹線のグリーン券ですよ。まず私の場合、生きている間は二度とお目にかからない代物です。

今宮崎にいるのに「博多→鹿児島中央」なの?というツッコミどころはありますが、これで合っています。
要するに新幹線乗り放題というのは素晴らしいものという話ですね。


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さて次に私が乗るのは、特急「きりしま11号」 です。
発車時間も近づいてきていますので、再び改札を通ってプラットホームへ向かいましょうか。

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12:25 宮崎 発  特急きりしま11号(鹿児島中央行き) 自由席

きりしま11号に乗車。約一時間半かけて、鹿児島県の隼人駅まで向かいます。列車は4両編成。

なお、この路線も先ほどと同様に日豊本線です。特急にちりん号は小倉駅から宮崎駅までを繋ぎ、そして特急きりしま号が宮崎駅から鹿児島駅までを結びます。

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特急にちりん号と同じ、黒いボディのJR九州787系電車。

しかし「きりしま」という名前は本当に良い響きですね。平仮名の柔らかい響きもいいですが、漢字にして「霧島」とするとこれはもう大変な事です。かっこよすぎです。

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車内はこんな感じ。今回は自由席に乗車するのでめちゃくちゃゴージャスというわけではないですが、それでも特急列車なだけあって十分な心地よさです。

繰り返しになりますが、ハッピーバースデー九州パスを持っていると、特急列車の自由席には無制限に乗れます。この無制限というのが良い。いくら乗っても気兼ねすることなく、気軽に乗車できます。

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宮崎を出ると謎のロケットが。たぶん、内之浦宇宙空間観測所に関連したものかと。種子島など南国は宇宙関連の産業が盛んです。実に羨ましい。

これは余談になりますが、ロケットの打ち上げ地点は赤道に近いほど有利、という事情があります。理由は遠心力。
日本が内之浦や種子島に射点を作ったのも、ロシアがバイコヌールを租借しているのも、これが理由。

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天気も良くて、景色も田舎っぽくて素敵です。

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こういう里山らしい景色、好きです。小川があり、小さな橋がかかっていて……。途中下車して河原でのんびりしてみたい。

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都城に到着。時刻は13:12。

みやこのじょう、と読みます。なんですかこのカッコイイ地名は!!
先ほどの霧島と言い、九州はカッコよさ抜群の地名駅名が多いです。

都城を出ると下車する隼人はもうすぐです。そろそろ降りる準備をしましょうね。

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スタイリッシュでなかなかいいデザインの扉です。
気のせいか、JR海峡線の(今は無き)特急白鳥と似てますね。向こうは青森と函館を繋ぐイラストが描いてあって印象的なデザインでした。

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霧島神宮駅。霧島というカッコイイ名前に神宮をつけるとは。ずるい。

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霧島神宮を過ぎるとちょっと高原の香りがしてきます。
なんたって、今日はこれから高原線に乗りに行くんですから!

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13:58 隼人 着

隼人駅に無事定刻で到着しました。

さて「2日目 前編 初めての九州特急「にちりん」で大移動」はここまでとします。

ここからさらに列車を乗り継ぎ、中編では日本三大車窓の一つ、霧島連山とえびの高原を堪能します!

2日目 中編へ続く


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