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日本最南端の終着駅「枕崎」へ 2016春九州旅行3日目 前編 

2016.05.21 17:00|九州・四国・沖縄
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九州旅行3日目 前編 日本最南端の終着駅「枕崎」へ
 鹿児島中央→山川→枕崎→山川→鹿児島中央











発車まで




おはようございます。九州旅行3日目の朝です。いや、まだ夜です。

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昨夜、鹿児島中央に到着してホテルに入ったのが22時半くらい。
そこから夕食・お風呂と済ませて就寝したのが0時過ぎくらい。

とにかく眠い。

どうしてこんな早くに起きたのかというと、今日はこれから始発列車に乗って、日本最南端の終着駅「枕崎」へ向かうからです。

具体的に言うと04:51発の列車に乗ります。この列車に乗ると終着枕崎には07:18に到着できます。
これを逃すと次は05:21発の列車があるのですが、その先の接続が悪く、枕崎到着は12:52になります。なんですかこの酷い時刻表は。

そもそも、効率よく枕崎に行くためにはどうしても鹿児島中央に宿泊せざるを得なくなるため、2日目の宿は鹿児島に取ったんですからね。


というわけでこれを逃すと5時間以上も待ちぼうけを食らうわけで、何とか気合で起床しました。

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さすがにこの時間はフロントにも誰も居ません。
ではチェックアウトはどうするのかというと、心配ありません。

昨晩「明日は早朝に発つのだがチェックアウトはどうするのか」とホテルマン(?)さんに尋ねたところ、フロントの前に部屋のキーの返却用ボックスを出しておくのでそこに入れてくれとのこと。
写真中央の縦長のボックスが返却用ボックスらしいです。こういう配慮はありがたい。

昔ながらの日本式旅館だと、早朝の出発に手間取ることもありますから、ビジネスホテルは使い勝手がよく気が楽です。
スー○ーホテルだともっと楽で、チェックアウトの必要がありません。部屋のカギはデジタル式で、暗証番号を入力するタイプなので。

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鹿児島中央駅前の様子。
昨夜ここを通ったときと景色がまったく変わっていない!!げんなり。

そしてかなり寒いです。南国鹿児島とは思えない朝の寒さ。まだ夜明け前なので、春とはいえかなり気温が低い。
気のせいか心まで寒々しくなってきました。

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鹿児島中央駅内もさすがに人っ子一人いません。駅一階の待合室には、駅で夜を明かし中であろう人が死人のように転がっていてちょっと怖かったです。

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新幹線改札口はこの時間完全に閉ざされています。
九州新幹線の始発は06:08と、在来線に比べてかなり遅いですね。速度があるから6時過ぎに出発しても、出社時間には博多に到着できるからかしら。新幹線通勤とか絶対したくないけど。

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こちらが在来線改札口。ちゃんと通れるようになっています。
ご覧のように自動改札、しかもICカードまで使えます。JR九州は進んでるなぁ。

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04:51発のJR指宿枕崎線 山川行きがお目当ての列車。

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改札には人っ子一人いなくて(駅員さんすら居らず)私一人の世界を満喫していたのですが、プラットホームに降りてみると驚くべきことに先客がいました。こんな時間に枕崎などという辺境の地へ行ってどうするんでしょうか。

入線してきた黄色い列車が山川行きの始発列車。4両編成。なんとトイレもついていました。まあ結構長時間走りますからね。




鹿児島中央→山川→枕崎




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04:51 鹿児島中央 発 JR指宿枕崎線 普通(山川行き)

ぶるんぶるんという振動と音とともに、排気ガスのにおい。気動車はいいものです。

しかし始発列車とはいえ、車内はご覧のありさまです。
この状況で4両編成を走らせるJR九州の懐の深さには敬意を表しますが、明らかに軽油の無駄では。

そう思って調べてみたのですが、指宿枕崎線の営業係数は104.1。かなり善戦していると言えます。しかし山川~枕崎間にそのような旅客需要があるとは到底思えませんね。
通勤型のロングシート車という車両編成を見ても分かるように、鹿児島中央~山川間は結構な需要があると推測できます。

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さて良い機会ですので、これから乗る指宿枕崎線の地図を紹介しておきます。
小学館クリエイティブ編集の全日本鉄道旅行地図帳2015年版の内容です。ご覧のように薩摩半島の海沿いに敷設されている指宿枕崎線。日本本土最南端の駅と、最南端の終着駅があります。

車窓から見えているあの山はなんという山なのだ?あの川は?この町は?と目まぐるしく変わる車窓をみながら、かねてから私は鉄道旅行には地図帳が欲しいと思っており、今回購入してこっそり持ってきていました。
本当はもっと細かく書かれている地図のほうが良いのですが、そして満足すべき品質のものがなくてかくなる上は国土地理院にまで問い合わせようかと思っていたのですが、結局はこの本で妥協しました。

この本一冊あれば全国どこに行っても使えるので、その点は評価できます。

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駅はこんな感じ。暗くて駅舎が見えませんが、ひょっとすると駅舎が存在しないのかも。
改札らしきものがなく、ICカードのタッチパネルだけ設置してある駅はJR琵琶湖線でたまに見ますね。

駅で降りる人はほとんどなく、逆に地元の高校に通う高校生がチラホラと乗ってきます。
まだ5時台なのに、彼らは大変ですね。本当に。私など地元の高校に通っていたので8時に出ても間に合いました。

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列車や駅にはこのようなペイントが施してあります。
この形からピーンと来る人は、相当旅行通だと思います。

暗くて車窓が見えないのでおもむろに本を取り出します。
ここまで温存しておいた、私のお気に入りの本の最終章を読み始めます。

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私が尊敬し、大先輩でもある宮脇俊三氏の「最長片道切符の旅」です。
今ここで、この状況で読むには最高の本でしょう。我ながら心憎い演出です。

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列車は暗闇の中を一路南へ。月が頭上高く見えます。

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途中の薩摩今和泉駅で対向列車とすれ違います。
対向はお馴染み国鉄キハ47系気動車。こっちはロングシートなのに向こうはボックスシートで羨ましいなぁ。

しかしやっぱり向こうもお客さんはほぼゼロなのね。

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指宿駅。"いぶすき"という音は素敵ですねぇ。

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06:03 山川 着

山川駅では次の枕崎行きへと乗り換えます。
進行方向が変わりますので、ちょっとしたスイッチバックになっているんでしょうか。

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山川駅からは海が眺められます。薩摩半島の先端近く。この辺りからようやく日の出。明るくなってきました。

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こちらが枕崎行きの普通列車です。当然のように一両編成。実家のような安心感で、なんだか落ち着きます。

しかし中は高校生で割と込み合っています。これもローカル線独特の光景ですね。早朝のローカル線は通学の高校生しか利用しないんですよね。大人は車で通勤しますので。

彼らと居合わせるとむっとするような体臭と騒がしさに閉口しますが、本当は感謝するべきかもしれません。ローカル線を支えているのは彼ら高校生なのですから。

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枕崎行き普通列車のサボ。
私はせいぜい九州旅行の一環として乗っているだけですが、北海道から延々ここまで来てこのサボを見ると一体どんな思いが頭をよぎるのでしょう。

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06:13 山川 発 JR指宿枕崎線 普通(枕崎行き)

夜が明けてきました。山川駅からは海も見えていい景色なんですよね。場所が場所だけに遠くまで来たな、という思いが強くなります。

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鬼のお面のような形の山が見えます。

車内の高校生諸君は、寝る子、宿題をする子などそれぞれが思い思いに時間を過ごしています。
こちらは「これもローカル線の趣」などと偉そうに言いますが、彼らにとっては日常の一ページに過ぎず、何よりこんな朝早くからご苦労なことです。

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さて西大山駅が近付くと、前方の車窓に特徴的な山が見えてきます。

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そう、開聞岳(かいもんだけ)です。見事な円錐形から薩摩富士と呼ばれてます。周囲には山が全くなく、開聞岳だけがどどんと聳えているのでかなり異様な光景です。

その開聞岳が正面に見えてくると、列車は次の駅に到着します。

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06:24 西大山 着

この駅こそが、JRの日本本土最南端の駅となります!北緯31度11分。

時刻表を見ると西大山駅は06:24着、06:24発となっており停車時間が僅かなので写真が撮れるかやきもきしていたんですが、

運転士さん「少しだったら待っていてあげるから、写真を撮っておいで」

と言ってくださって、無事JR日本最南端の駅に降りたって写真を撮ることが出来ました。
バックには開聞岳の威容。素晴らしい景観です。

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しかし見事な裾野です。

余談ですが西大山駅付近にある「西大山踏切」は日本最南端の踏切だそうです。ということは沖縄には踏切が無いんでしょうか?あっちはモノレールですもんね。
その他、日本最南端の○○シリーズはいくつもありそうです。

また、心遣いをしてくださった運転士さんにも感謝です。
都会ではまずこんなことは許されないでしょうが、のんびりした田舎ならではの光景。
そりゃもう沖縄以外の日本本土のほぼ最南端に居るんですからね。

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この辺まで来ると見渡す限り原っぱで何もありません。
いや、指宿枕崎線には「何も無い」があるのです。

そして列車はトコトコと進んでいき、途中の駅で高校生を大量に落として、いよいよ終着駅に到着です。

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07:18 枕崎 着

ついにJR日本最南端の「終着駅」 枕崎駅に降り立ちました!

東経130度17分58.14秒、北緯31度16分19.64秒。北緯31度線と言えば、アフリカ大陸を掠める緯線になります。エジプト辺りを通ります。そう考えると興奮してきますね。

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枕崎駅舎。なんかもっと寂れはてた駅を予想していたんですが、かなり綺麗でした。違和感がなくもない。

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内装もなかなか小洒落た感じに仕上がっています。

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JRもちゃんと心得ており、こういう案内が掲示してあります。
と思いましたが、地元の人が設置したものっぽいです。

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北海道は稚内駅から延々3000キロ以上続いてきた線路もここが終着。もうこの先に線路はありません。

ここは終わりであり、始まりでもあります。
ここから稚内駅を目指すのも、また一興かと……。

というか最南端の枕崎に来て、最北端に行かない手はありませんね。決めました今年中に稚内駅を訪れます。絶対行くぞー。

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枕崎駅で一休み中のキハ140形。
この列車は枕崎駅で14分停車したのち、そのまま指宿行きの折り返し列車となります。

折り返し運転は僻地のローカル線、特に盲腸線でよく見られる運用です。JR留萌本線の増毛駅しかり、夕張支線の夕張駅しかり…。

なので荷物は車内に置いたままで大丈夫ですが、うっかり乗り遅れると大惨事になりますので注意。
列車を降りる前にもう一度時計の確認を。

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折り返し列車のサボ。復路は枕崎発、指宿行きに変化します。
このサボに「JR指宿枕崎線」が見て取れてしあわせ。
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記念に整理券を頂いてきました。
駅スタンプとか入場券などを蒐集する性癖は無いですが、まぁせっかくの記念ですから。


定刻になり枕崎を離れます。もう二度と来ることはないんでしょう。さようなら枕崎。




枕崎→指宿→鹿児島中央




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07:32 枕崎 発 JR指宿枕崎線 普通(指宿行き)

折り返しの発車を待つ列車の車内。
ここまで来るとお客さんが乗っているだけで僥倖といった感じ。
まぁ、お客さんのほぼ88%が私と同類でしょうが……。


さて帰りは恒例のごとく、ぐっすりお休みになっておりました。
鉄道旅行がそれでいいのかと思われるかもしれませんが、列車のあの揺れの中でうつらうつらするのは至福の時間なのです。

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先ほど通った山川駅まであっという間に戻ってきました。
もうすっかり日も昇って海が眩しいです。

ところでこの海なのですが、驚くことに太平洋ではなく、東シナ海なのです。
東シナ海を見たのは当方初めて。これで日本の周りの海はコンプリート!かな?

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先ほどは闇の中だった指宿駅はこんな感じだったんですね。明るい太陽の下で見るだけで一気に印象が変わります。

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指宿駅を過ぎると鹿児島湾が右手に展開します。内海だけあって波が穏やか。風もなく、波一つない水面を楽しめます。

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徐々に市街地に入ってくると、鹿児島中央駅はもうすぐです。
ここ高架なので結構見晴らしがいいんですよね。

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途中で鹿児島中央発枕崎行きの普通列車とすれ違いました。乗り換えなしで終点まで直通する貴重な列車。この列車は10:05に鹿児島中央を出発しました。

本日は気合で起床して04:51の列車に乗れましたが、もし乗り遅れるとコイツに乗る羽目になるんですから恐ろしい話です。

そしてやっぱり恐ろしく混んでますね。予想通り指宿枕崎線の旅客需要には侮れないものがあります。

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10:20 鹿児島中央

無事にJR指宿枕崎線の旅が終わり、定刻で帰ってこれました。
指宿枕崎線は、鹿児島中央から終着枕崎まで2時間半程度となかなかボリュームがある路線です。

日本最南端の駅もあり、山あり海ありの楽しい路線でかなり楽しめた路線でした!おススメです!
(まぁ往路は半分真っ暗だったし、復路は半分以上寝てましたが…)


さて「九州旅行3日目 前編 日本最南端の終着駅「枕崎」へ」はここまでとします。

ここまではローカル線でのゆっくり旅を満喫しましたが、ここからは九州新幹線で一気に北西へ、佐世保と長崎へと向かいます!

3日目 中編へ続く


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旅行・写真・鉄道・読書など。アウトドア派になりたいインドア派。
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